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日経平均は286円高でスタート、ファーストリテや三井物などが上昇

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;31927.38;+286.11
TOPIX;2205.81;+14.31

[寄り付き概況]

 9日の日経平均は286.11円高の31927.38円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日8日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は168.59ドル高の33833.61ドル、ナスダックは133.63ポイント高の13238.52で取引を終了した。朝方発表された経済指標が労働市場の軟化を示したことで、連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め長期化への懸念が和らぎ、寄り付き後は上昇。新規失業保険申請件数が急増し、2021年10月以来の高水準となった。長期金利が低下しハイテク株に買い戻しの動きが見られたほか、中小型株に買いが入り相場を支えた。来週に連邦公開市場委員会(FOMC)や物価関連指標の発表を控え動きづらい展開が続いているが、主要株価指数は終日堅調に推移した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、日経平均が昨日までの2日間で800円を超す下げとなったが、引き続き海外投資家などによる日本株の見直し買いが期待され、押し目買いが入りやすかった。一方、外為市場で1ドル=138円90銭台と、昨日15時頃と比べ90銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。また、東京市場は高値警戒感が継続しており、引き続き利益確定売りが出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)の算出日。SQ値はQUICK試算で32018.38円だった。日本時間10時30分に、5月の中国消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が発表される。

 セクター別では、卸売業、医薬品、情報・通信業、サービス業、保険業などが値上がり率上位、海運業、石油石炭製品、鉱業、空運業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、三井物<8031>、伊藤忠<8001>、中外薬<4519>、リクルートHD<6098>、第一三共<4568>、ダイキン<6367>、東京海上<8766>、三菱商<8058>、ファナック<6954>、デンソー<6902>、任天堂<7974>、丸紅<8002>、エーザイ<4523>、アドバンテスト<6857>などが上昇。他方、東エレク<8035>、味の素<2802>などが下落している。

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