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新NISA「成長枠」第1弾が発表、どれを選ぶべき?インデックス・アクティブの各おすすめ投資信託を解説。避けるべきファンドも=佐々木悠

おすすめ投資信託(インデックス)

まずインデックスファンドです。

私が成長枠でインデックスファンドを購入する場合、まずはつみたて枠の対象になっているか、を確認します。なぜならば、積立枠で選ばれているものは低コストであるためです。

具体的には、国内株投信の場合信託報酬0.5%以下、販売手数料なしなどの条件があります。

また、インデックスファンドは組入銘柄に大きな差はありませんから、純資産に注目するべきだと思います。

一般的に純資産が100億円以上あれば、投資信託が償還されてしまうリスクが低いとされています。つまり、できるだけ純資産が大きい、規模が大きいインデックス投信を購入するべきだと考えています。

アセットマネジメントOneが運用する、たわらノーロードシリーズや三菱UFJ国際投信が運用する、eMAXISシリーズ、などを買えば間違いないと思います。

成長枠で買うべきインデックスファンドを投資対象別に比較していきます。

<日経平均>

たわら ノーロード 日経225 eMAXIS Slim

 (日経平均)

ニッセイ日経平均インデックスファンド ifree

日経225

信託報酬 0.143 0.143 0.143 0.154
純資産 968億円 324億円 529億円 486億円

出典:SBI証券より作成 23年6月23日時点

日経平均の投信には信託報酬で大きな差はありません。

大手運用会社の中で、23年6月23日時点の純資産が最も大きい投資信託は、たわら ノーロード 日経225です。その他投資信託も、規模が小さいわけではありませんが、安心して購入したいのであればたわら ノーロード 日経225はおすすめです

続いて、S&P500全世界株式についても比較してみましょう。

<S&P500>

たわら 

ノーロード 

S&P500

eMAXIS Slim

 (S&P500

SBI・V・S&P500 ifree

S&P500

インデックス

信託報酬 0.093% 0.093% 0.093% 0.22%
純資産 3億円 ※ 2兆2869億円 9,813億円 1,094億円

出典:SBI証券より作成 23年6月23日時点

※23年3月に設立したため純資産が小さい

<全世界株式>

たわら 

ノーロード

全世界株式

(内外)

eMAXIS Slim

全世界株式

 オール

カントリー

eMAXIS Slim

全世界株式

(除く日本)

SBI

全世界株式

インデックス

信託報酬 0.11% 0.11% 0.11% 0.11%
純資産 1,193億円 1兆2,126億円 2752億円 1,207億円

出典:SBI証券より作成 23年6月23日時点

S&P500、全世界株式のどちらにおいてもeMAXIS Slimシリーズの純資産の大きさが目立ちます。手数料も他商品と大きな差はないため、eMAXIS Slimシリーズを買っておけば大きな間違いはないと思います。

ただし、eMAXIS Slimシリーズの全世界株式には日本を含んでいるものと、除いているものがあります。手数料は変わりませんが、規模が大きい投資信託は、日本を含んでいるオールカントリーの方ですから、ご注意ください。

Next: ポイントは投資哲学に共感できるか。アクティブファンドの選び方

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