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新NISA「成長枠」第1弾が発表、どれを選ぶべき?インデックス・アクティブの各おすすめ投資信託を解説。避けるべきファンドも=佐々木悠

選ぶべきではないファンド

ここまで、おすすめのファンドを解説しました。

ここからは、選ぶべきではないファンドの特徴を2つ解説します。

エセ アクティブファンド>

エセアクティブファンドとは、アクティブファンドでも、組入銘柄はインデックスファンドと変わらないものです。

特に日本株への投資で、中身はトピックスの構成と変わらないファンドがあります。そもそも、TOPIXを上回ることを目標としているのに、構成銘柄が同じ、ということもあります。

それでいて信託報酬1.5%〜と設定されるのです。アクティブファンドに投資する際は、TOPIXの上位10銘柄などと比較して、エセアクティブファンドではないか確認する必要があるでしょう。

参考:23年6月26日時点のTOPIX上位10銘柄

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出典:日経新聞

<テーマ型>

テーマ型投資信託を選ぶべきではない理由は、短命で終わる可能性があるからです。例えば、過去2〜3年前で最も儲かるテーマは「海運株ファンド」でしたが、現在は「商社株ファンド」などでしょう。

従って、短期的に利益を出す目的であれば良いかもしれませんが、NISAを利用した長期保有はおすすめできないと思います。

そもそも、アクティブファンドの魅力は市場に数多く存在する企業の中から、今後の利益や企業価値が市場平均を上回る成長をするものを見つけることです。

しかし、テーマ型は、銘柄の選択肢が少ない状態から銘柄選定を行っています。つまり、少ない銘柄数の中から平均を上回るものを探そうとするため、失敗する可能性が高いと考えられるのです。

インデックスは王道を、アクティブは投資哲学で選ぶ

いかがでしたでしょうか?ここまでおすすめファンドと選ぶべきではないファンドを解説してきました。

まとめると、

成長枠で投資信託を選ぶ場合は、インデックスファンドの場合は、積立枠でも購入できる、純資産が大きいファンドを選ぶべきでしょう。

アクティブファンドを購入する場合は、投資哲学・投資方針に共感できるか否かを確認しましょう。また、構成銘柄を確認し、インデックスファンドと同じようなポートフォリオになっていないかをチェックすべきです。

そして、テーマ型は避けましょう

ぜひ、あなたも自分の投資方針に合った投資信託を見つけてみてください!


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image by:Keisuke_N / Shutterstock.com
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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2023年6月20日号)より
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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