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オプジーボで急成長の小野薬品、会社予想は保守的。業績さらに上振れも=武田甲州

ガン免疫治療薬「オプジーボ」の販売急増で最高益更新が期待される小野薬品工業<4528>。ほくろのガンから肺ガンへも適用拡大されたことで急成長を遂げていますが、今後の株価の見通しについて、メルマガ『 証券アナリスト武田甲州の個別株速報』が解説します。

大和証券が目標株価引き下げも影響は短期的か

ガン免疫治療薬「オプジーボ」販売急増

今期の「オプジーボ」の売上高は前期比6倍の1260億円と会社側はしていますが、個人的には2000億円と考えています。肺ガンへの適用が開始されたことで、国内での販売が急増すると思われるからです。さらに北米での販売も急成長、ブリストルマイヤーズからのロイヤリティ収入も大幅増が期待されます。

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オプジーポの営業利益率を7割とすると、今期営業利益は最低でも1500億円。会社側予想の725億円の2倍を予想しています。

小野薬品工業<4528> 日足(SBI証券提供)

小野薬品工業<4528> 日足(SBI証券提供)

小野薬品工業<4528> 週足(SBI証券提供)

小野薬品工業<4528> 週足(SBI証券提供)

オプジーポの急成長を背景に株価は4月12日に高値5880円まで上昇しましたが、上昇スピードが速すぎてその後は調整しています。

5月25日には大和証券が目標株価を6100円から5700円に引き下げ、その影響もあって株価は5000円割れ。26日の株価は4861円。

影響は短期で収束し、その後は5000円台を回復すると考えています。

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証券アナリスト武田甲州の個別株速報』(2016年5月27日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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