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メキシコペソ円今週の予想(3月11日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

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皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『メキシコペソ円は、日墨の金利差を背景に押し目買いが継続すると思われるが、メキシコ中銀の利下げ姿勢とドル円の軟調地合いが上値を抑えそうだ』と述べています。

続いて、『先週4日にメキシコペソ円は、ドル円の反発と原油相場の上昇を受けて8.85円と上場来の最高値を更新した。しかし、ドル円の下落を受けて反落に転じ、週明け11日は8.75円で推移している』と伝えています。

次に、『2023年第4四半期のメキシコ国内総生産(GDP)改定値は前期比0.1%増で、速報値と一致した。市場予想も0.1%増だった。前年比では2.5%増と、速報値の2.4%増をやや上回った。成長率は前期比、前年比ともに第3四半期(前期比1.1%増、前年比3.3%増)から鈍化した。7日に発表された2月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比4.40%の上昇だった。上昇率は1月の4.88%、予想の4.42%を下回った』と伝えています。

陳さんは、『GDPの伸び悩みやインフレ率の低下を受けて、メキシコ中銀が3月21日の会合で利下げを開始するとの予想が高まっている。メキシコ中銀は昨年3月以降、政策金利を11.25%に据え置いている』とし、『ただ、メキシコ中央銀行の複数の当局者は、インフレ低下を認めつつも、金融政策は慎重に検討する姿勢を示ししていることから、仮に、3月会合で利下げしても、その後の緩和は緩やかになるだろう。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げが6月になるとの見方も有力になっており、メキシコ中銀の利下げも3月から後ずれする可能性もある』と分析しています。

さらに、『メキシコ中銀は四半期報告書で、今年の総合インフレ率とコアインフレ率の見通しをいずれも3.5%に小幅上方修正。ディスインフレは続くと予想する一方、状況は「複雑かつ不確実な環境下で進展し続ける」と付け加えた。今年の経済成長率見通しは従来の3.0%から2.8%に引き下げた』と伝えています。

また、『先週6日、日銀が3月18、19日に開く金融政策決定会合で、一部出席者がマイナス金利政策の解除が妥当だと意見表明する見通しであることが分かった。日銀の正副総裁、審議委員で構成する政策委員9人のうち、少なくとも1人がマイナス金利解除が適切だと主張。過半の5人以上の委員が賛成すれば解除が決まり、2007年以来17年ぶりの利上げに踏み切ることになる』と言及しています。

こうしたことから、陳さんは、メキシコペソ円の今週のレンジについては、『8.65円~8.95円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の3月12日付「メキシコペソ円今週の予想(3月11日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜

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