fbpx

NYの視点:米中小企業のインフレへの懸念も再燃、米PPIで2月のインフレ動向さらに見極め

マネーボイス 必読の記事



1月に続き2カ月連続で予想を上回った米消費者物価指数(CPI)は、連邦準備制度理事会(FRB)が来週開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに向けて様子見姿勢を継続することを後押しするとの市場の見解をより強めた。全米自営業者連盟(NFIB)が発表した2月の中小企業の楽観指数は将来のインフレへの懸念が再燃し89.4と、上昇予想に反して低下した。昨年5月来で最低となる。インフレ期待が上昇すると、FRBの金融政策決定にも影響を与えかねない。

一方、ボストン連銀のローゼングレン前総裁はCPIの結果がFRBが昨年12月に公表したドットプロットの金利予想、今年3回の利下げ予想を基本的に修正することはないとの考えを示した。同総裁の見解として、このデータは基本的にコアインフレで段階的に改善していることを示していると指摘。また、賃金が下落する限り、6月の利下げの確率を変えないと、インタビューで答えた。

米2月生産者物価指数(PPI)で総合では前年比で伸び加速が予想されているが、コアでは伸びが2%割れにさらに減速が予想されており、FRBの利下げ軌道を後押しすると見られる。

いま読まれてます

記事提供:
元記事を読む

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー