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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反落、経済指標の悪化が嫌気

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【ブラジル】ボベスパ指数 128006.05 +0.26%
13日のブラジル株式市場は続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比338.20ポイント高(+0.26%)の128006.05で引けた。日中の取引レンジは127438.99-128529.63となった。

前日の終値近辺でもみ合った後は買い戻され、引けまで狭いレンジで推移した。内需銘柄の上昇が指数をサポート。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。米長期金利の上昇などが指数の足かせとなった。

【ロシア】MOEX指数 3320.68 -0.36%
13日のロシア株式市場は10日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比11.92ポイント安(-0.36%)の3320.68ポイントで引けた。日中の取引レンジは3317.19-3343.56となった。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で過熱感が強まり、利益確定売りが優勢。また、米長期金利の上昇なども警戒された。一方、指数の下値は限定的。原油価格の大幅上昇が指数をサポート。また、年内の米利下げ期待なども引き続き好感された。

【インド】SENSEX指数 72761.89 -1.23%
13日のインドSENSEX指数は反落。前日比906.07ポイント安(-1.23%)の72761.89、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同338.00ポイント安(-1.51%)の21997.70で取引を終えた。

前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅をじりじりと拡大させた。経済指標の悪化が嫌気された。1月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は3.8%となり、前月の4.2%(改定値)と予想の4.1%を下回った。また、インフレ率の高止まりなども金融緩和期待を後退させた。2月の消費者物価指数(CPI)上昇率は5.09%となり、前月の5.10%をやや下回ったものの、予想の5.04%を上回った。このほか、外国人投資家(FII)が売り越しに転じたことが指数の足かせとなった。FIIはこの日、6日ぶりの売り越しに転じた。

【中国本土】上海総合指数 3043.84 -0.40%
13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.10ポイント安(-0.40%)の3043.84ポイントと続落した。

戻り売りが継続する流れ。上海総合指数は依然として昨年11月以来、約4カ月ぶりの高値水準で推移している。また、地方政府や不動産デベロッパーの債務問題、米中対立の激化など不安材料もくすぶる状況だ。ただ、下値は限定的。中国景気の持ち直し期待は根強く、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。
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