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NYの視点:米3月雇用統計、労働市場の減速示唆するか

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米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(3/30)は前週比+9000件の22.1万件となった。予想を上回り1月最終週以降で最大となり、労働市場のひっ迫緩和を示唆。先行指標として注目されるISM製造業雇用は47.4と2月45.9から改善も依然活動の縮小となる50割れで推移。米国経済は消費がけん引しているため特に注目のISM非製造業雇用も48.5と、50割れで活動縮小した。

米雇用統計では失業率が3.8%と、3.9%から低下。非農業部門雇用者数は21.4万人増と、伸びが2月の27.5万人から縮小が予想されている。

もし、3月雇用統計が労働市場のひっ迫緩和の証拠となると、連邦準備制度理事会(FRB)が依然利下げ軌道にあることを新たに確認できる。

■3月雇用先行指標
●ISM製造業雇用:47.4(47.5、2月45.9)
●ISM非製造業雇用:48.5(49.0、48.0)
●ADP雇用統計:+18.4万人(+15.5万人)
●JOLT求人:875.6万(874.8万)

●新規失業保険申請件数
03/30/24| 221,000| 9,000| 214,250|
03/23/24| 212,000| 0| 211,500| 1,791,000
03/16/24| 212,000| 0| 211,750| 1,810,000
03/09/24| 212,000| 2,000| 208,750| 1,795,000
03/02/24| 210,000| -3,000| 208,500| 1,803,000

●米雇用統計予想
失業率:3.8%(3.9%)
非農業部門雇用者数:21.4万人(27.5万人)

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