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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は強含み、原油価格の上昇が支援材料

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【ブラジル】ボベスパ指数 125124.30 +0.75%
19日のブラジル株式市場は続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比928.12ポイント高(+0.75%)の125124.30で引けた。日中の取引レンジは124056.03-125508.91となった。

小幅高で寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。原油価格と通貨レアルの同時高が支援材料となり、ブラジル株にも買いが継続した。一方、指数の上値は重い。中東情勢の緊迫化が指数の上値を抑えた。また、米中対立の激化懸念がくすぶっていることも輸出伸びの鈍化懸念を高めた。

【ロシア】MOEX指数 3470.88 +0.44%
19日のロシア株式市場は強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比15.06ポイント高(+0.44%)の3470.88ポイントで引けた。日中の取引レンジは3451.48-3475.13となった。

前日の終値近辺でもみ合った後は上げはをじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が支援材料。また、中国当局が景気対策を強める方針を示していることも対中輸出の拡大期待を高めた。一方、中東情勢の緊迫化などが指数の上値を抑えた。

【インド】SENSEX指数 73088.33 +0.83%
19日のインドSENSEX指数は強含み。前日比599.34ポイント高(+0.83%)の73088.33、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同151.15ポイント高(+0.69%)の22147.00で取引を終えた。

売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。IT大手の業績改善が同セクターの支援材料。IT大手インフォシスはこのほど、1-3月期は30%の増益を達成したと報告。また、外国人投資家(FII)の買い越しも好感された。FIIはこの日、5日ぶりの買い越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 3065.26 -0.29%
19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.96ポイント安(-0.29%)の3065.26ポイントと3日ぶりに反落した。

欧米の対中圧力が警戒される流れ。香港メディアは19日、「英国が中国などを念頭に、海外からの直接投資を制限することを検討中」と報じている。ほか、外電は18日、消息筋情報として「米政府からの圧力を受け、メキシコ政府が中国の自動車メーカーに対する補助金の支給を停止したもよう」などと伝えた。バイデン米政権は今年に入り、自動車や半導体、バイオテクノロジーなど複数分野で中国に対する圧力を強化している。また、米国の長期金利上昇や、中東地域の地政学リスクも売り材料として意識された。ただ、下値は限定されている。中国の経済対策に対する期待感が支えだ。中国人民銀行(中央銀行)の幹部は18日、「人民銀には追加支援策の余地がまだある」との認識を示している。
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