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日経平均は大幅反発、エヌビディア効果で半導体株強含む格好に

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22日の米国株式市場は反落。ダウ平均は201.95ドル安(-0.51%)の39671.04ドル、ナスダックは31.09 ポイント安(-0.18%)の16801.54、S&P500は14.40ポイント安(-0.27%)の5307.01で取引を終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨や半導体エヌビディアの決算発表を控え、様子見気配が強まり、小動きで寄り付いた。米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した前回開催分のFOMC議事要旨では、政策金利を一段と長期にわたり高水準で維持する姿勢が再表明されたほか、必要であれば追加引き締めを支持する参加者もいたことが明らかになり、利下げ期待の後退で売りに拍車がかかった。ナスダックは過去最高値付近からの利益確定売りに押されたが、エヌビディア決算への期待が根強く、終盤にかけて下げ幅を縮小し終了。

注目されたエヌビディアの決算内容が市場予想を上回り、同銘柄が時間外取引で一時1000ドル台まで買われたことから、東京市場は買い優勢で取引を開始した。値がさ半導体株が上昇したため、日経平均は上げ幅をじりじりと拡大。前場伸び悩む場面も見られたが、日経平均は後場一段高で39000円台を回復した。

大引けの日経平均は前日比486.12円高(+1.26%)の39103.22円となった。東証プライム市場の売買高は15億6422万株、売買代金は4兆4084億円。業種別では、電気機器、機械、繊維製品、保険業、精密機器などが上昇した一方、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、不動産業、その他製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は52%、対して値下がり銘柄は43%となっている。

日経平均採用銘柄では、大株主にオアシスジャパンが名を連ねたことが判明したことで帝人<3401>が急騰したほか、エヌビディア決算を受けて、ディスコ<6146>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体株が買われたが、東京エレクトロン<8035>、スクリーンHD<7735> SUMCO<3436>は買い一巡後は上値が重くなった。

一方、足元上昇していた住友鉱山<5713>、DOWAホールディングス<5714>、三菱マテリアル<5711>、三井金属<5706>など非鉄関連銘柄の一角が下落。また、しずおかフィナンシャルG<5831>、ふくおかフィナンシャルG<8354>もさえないほか、三菱地所<8802>、東急不動産HD<3289>など不動産株が売られた。
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