内田洋行<8057>
オフィス家具およびICT(情報通信技術)システム・機器を扱う専門商社。売上構成の6割超を占める「ICT関連事業」では、ITインフラの構築やクラウドサービスなどを提供。
足元は、主力事業である企業向け業務クラウドの導入支援の需要拡大を見込むほか、児童・生徒に1人1台の情報端末を配る「GIGAスクール構想」の機器更新需要を取り込む。
2025年07月期は、売上高が前期比7.9%増の3,000億円、営業利益は同7.0%増の100億円、純利益は同2.9増の72億円と過去最高を更新する見通し。
2027年7月期を最終年度とする中期経営計画では、最終年度に売上高を24年7月期比で22%増の3400億円、営業利益を24%増の115億円に伸ばす。

内田洋行<8057> 日足(SBI証券提供)
株価は、6月に年初来高値を更新して、その後は調整含み。予想PER=9.8倍、PBR=1.06倍、予想配当利回りは3.2%台で現在水準には割安感が漂う。
SYUMINOE<3501>
12月2日に、商号を住江織物からSUMINOEに変更。創業から140年の歴史を持つ、カーテンやカーペットなどのインテリアメーカー。自動車・車両内装事業、インテリア事業が主力で、機能資材事業も手掛ける。高島屋が筆頭株主。海外売上高比率は約3割を占める。
足元は、主力の自動車・車両内装が堅調に推移。日系自動車メーカーの生産台数の増加により、日本や北中米などで内装材の販売が伸びる。人流回復で鉄道やバス向けの内装材も好調。インテリアは業務用のリサイクルカーペットが着実に需要を拡大しており、家庭用も回復が進む。
2025年05月期は、売上高が前期比1.8%増の1053億円、営業利益は同0.0%増の33億円(過去最高水準)、純利益は同71.5%増(前期は特別損失を計上)の15億円を見込んでいる。

SUMINOE<3501> 日足(SBI証券提供)
株価は、4月に年初来高値=2780円をつけてから反落して調整含み。足元の予想PER=10倍前後、PBR=0.42倍、予想配当利回りは4%弱と割安感が漂う。 ※2024年12月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。
※本記事は有料メルマガ『田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット』2024年12月6日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。 ※初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込1,100円)。
<初月無料購読ですぐ読める! 12月配信済みバックナンバー>
<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>
『
田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット
田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット
』(2024年12月6日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による