実は韓国もスゴイ勢いで経済成長が続いている
ジム・ロジャーズは「数年以内に韓国と北朝鮮が統一する」と主張しています。そこで、韓国のマクロ経済のデータもあわせて確認していきましょう。
現在の韓国は、密かに一人当たりGDPで日本を追い抜きそうな勢いで伸びてきています。
※一人当たりの名目GDP(USドル)の推移(1980~2016年)(韓国, 日本) – 世界経済のネタ帳
<1995年実績>
韓国:12,340ドル
日本:42,536ドル
↓20年後↓
<2015年実績>
韓国:27,195ドル
日本:32,485ドル
一人当たりGDPだけはなく、韓国経済はマクロ経済全体で見ても、どんどん拡大してきています。名目GDP、実質GDP、ドル換算でのGDP、どの方面から確認しても、一直線に伸びています。
※韓国のGDPの推移 – 世界経済のネタ帳
ジム・ロジャーズが言うように、韓国の技術力と北朝鮮の天然資源が合わさると、お互いに欠点を補う形になって、さらに飛躍していくことが予想されます。失われた10年、20年、25年と長期停滞する日本も、どこかで巻き返しを図りたいものです。
ジム・ロジャーズの名言に学ぶ投資手法
ジム・ロジャーズの次の名言を読めば、韓国と北朝鮮の統一が決して夢物語ではないこと、そして、朝鮮半島に投資のチャンスが来ていることを推察できます。
世界は常に変化してきたことを理解し、将来を見通せるようになるために、歴史を学ぶべきです。
どの年でもいいから選んで、それから50年後の世界は実際にどうなったか調べてみてください。
驚くべき変化が起きたことに気づくでしょう。
「やがてこうなる」と当時の人々が聞かされていたことは、50年経つとその通りにはならず、劇的に異なる世界になってしまった。
投資家として成功したいなら、投資の神様といわれている人々の話を聞くよりも、歴史や哲学を学んだほうがいい。
そのために欠かせないのが読書です。
歴史書や哲学書から歴史的教訓に学び、ものごとに対する洞察力を磨く。
そうすれば大局をつかむことができるし、将来の変化も予測できる。
歴史は繰り返すのです。
この2つのロジャーズの名言を要約すると、「人類は昔から根本的な部分は同じなので、歴史を見れば、同じパターンが将来にも出現する」と言っています。
その「過去と同じパターンの出現」を周囲よりも早く見つけて投資するのが、ロジャーズ流の投資手法です。
では「韓国と北朝鮮の統合」は、歴史的にはどのパターンと同じなのでしょうか?それはズバリ「西ドイツと東ドイツの統合」です。