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日経平均は終値15,900円割れなら要警戒~株式ペンタゴンチャート分析=川口一晃

ニューヨーク・ダウ 嵐の前の静けさ~米国市場分析

NYダウ ペンタゴンチャート

NYダウ ペンタゴンチャート

先週のレポートでは、BDラインに注目した。下値支持線であるBDラインを維持できるのか否かがポイントになったからだ。実際には、乱高下を繰り返しながらBDラインに絡んだ動きを見せている。

次の注目日は9月28日前後である。
A点水準:約17,000ドル
B点水準:約18,100ドル
C点水準:約18,800ドル

今週のポイントは、下げ止まりから落ち着いた動きになるのか否かということである。

あくまでも個人的見解

BDラインに注目したい。先週に引き続き、BDラインがポイントになる。すなわち、BDライン水準から下放れてしまうと、下値不安が広がり軟調な展開に入っていく可能性があるからだ。

(川口の捉え方…取扱いに注意)嵐の前の静けさ、という表現が適切なのではないかと思う。ダブルトップないしはトリプルトップを形成したとみるならば、そのネックラインを割り込み、戻すことが出来ていない。そして、一番気になるのはこの1週間のローソク足の長さである。実体部分が長い、すなわち日々の値動きが大きくなっている。イギリスのEU離脱の時とは違い、陽線と陰線が交互に出現している。こうした動きはブラックマンデーの直前にも見られた値動きでからである。したがって、FOMCなどの結果に注意をしながら、慎重な対応を心掛けたい。注意するポイントは、直近の安値(約17,990ドル)を終値で割り込むのか否かである。もちろん、杞憂に終わることを願いたい。

値動きのポイント

上昇エネルギーの強い相場は維持されている。上値の第1メドとしては18,500ドル前後を考えたい。上昇エネルギーの強い相場が終焉するポイントは赤丸水準の17,800ドルを終値で割り込むことである

現在のシナリオ

下げ止まりから落ち着いた動きになる可能性はある。BDラインに絡みながら推移をしている。下値支持線ADラインが控えている。そして、先週の変化日以降、下げ止まっているからである。

第2シナリオ

上値の重たい展開が続く可能性がある。上値抵抗線であるCDラインが控えている。また、ダブルトップのネックラインを割り込んでしまっているからである。

なお、MACDは下落トレンドが続いている。スローストキャスティックスの数値は売られ過ぎの10%台前半で横這いになってきた。

Next: ナスダック 下げ止まったのか~米国市場分析

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