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トランプ相場の牽引役「三菱UFJ」はなぜ買われたか。売り時はいつ?=栫井駿介

売りどきはいつか

さて、上昇を続けてきた三菱UFJの株価ですが、この先どこまで続くのでしょうか。

私はすでに適正株価に近い水準だと考えています。マイナス金利・低金利の影響が他の銀行に比べて小さいとはいえ、国内で銀行業務を行っている以上免れることはできません。インフレターゲットや膨大な国の債務がある限り、日銀が政策金利を大きく上げることはもはや難しくなっています。

また、銀行株は相場の下落局面において大きく下がる傾向があります。トランプ相場が実体経済を反映したものではない以上、市場は不安定な状況が続くでしょう。値動きの激しい銘柄を保有していることは、揺り戻しのリスクを抱えることになります。

世界経済が抱える最も大きなリスクは中国です。世界第2位の経済規模を誇る中国の景気後退が起きたとしたら、世界中の株式はそのインパクトから逃れることはできません。その際は、同社株は大きく下がってしまう可能性があります。

トランプ相場において、三菱UFJはそろそろ売り時と考えます。「最も悲観的なときに買い、最も楽観的なときに売る」のがバリュー株投資の鉄則です。

つばめ投資顧問は相場変動に左右されない「バリュー株投資」を提唱しています。バリュー株投資についてはこちらのページをご覧ください。記事に関する質問も受け付けています。

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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』(2016年11月21日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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