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【空想科学大家】ドラえもんの秘密道具実現!そのとき不動産市場はどう動く?=姫野秀喜

「どこでもドア」が不動産に与える影響は?

つまり、どこでもドアがある世界では、不動産は以下の影響を受けます。

1.家賃相場全体が下落
2.エリアは無関係で、物件そのものの魅力で家賃が決まる

さらに突き詰めて考えてみましょう。

日本全国どこでも通勤できるということは、日本全国どこに家を建ててもOKということです。電気やガスなどが通っていて土地が坪単価100円みたいなところでも良いわけです。過疎の村などで、一軒家が50万円とかで買えるところでも良いわけです。なにも好きこのんで都心の高い土地を買わなくて良くなります。

ということで、

3.都心の土地の価格が下落し、田舎の土地が売れる

なんてことも考えられるでしょう。

ただ、ここで問題があります。自宅を超遠方にしてしまうと、自動車やハーレーなどの大型バイクも必然的に自宅周辺、すなわち超遠方に保管することになるのです。

ドアの大きさを超えるものは、ドアから運べないので、例えば首都高を走りたいという走り屋や、彼女とお台場でドライブデート(古い…)なんて時に、自宅から東京まで何時間も自動車に乗って移動する必要があります。

もちろん、人の移動はどこでもドアでできるので、自動車やバイクに乗るのは純粋にレジャーとして、ということになります。

すると、どうなるか。

4.都心周辺に駐車場を借りて車を置く(もしくはレンタカー)

これは蛇足ですが、本当に車に乗りたい人は、会社の近くや友達とよく遊ぶエリアに駐車場を借りて車を置くかもしれません。

こんな感じで思いを巡らせたわけですが、どこでもドアがあれば、田舎の安い家を買える人が増えまくって、賃貸ニーズは激減します。賃貸として残るのは、例えばタワーマンションの高層階などプレミアがある建物に限られてくるでしょう。そして近くの普通の物件よりも、遠くの設備が充実した物件の競争力がより上がるでしょう。

まぁ現実にはどこでもドアは存在しないので良いですが、もし開発されたら、今現在不動産投資している人は全員デフォルトに陥るくらいのインパクトを持っていますね。ある意味、大地震よりも影響がデカイです。

ということで、不動産投資家を破産に追い込む「どこでもドア」の開発、ダメ、絶対にダメ。

Next: じゃあ、もしも「ガリバートンネル」があったら?

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