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都心一等地のマンション大家さんに「家賃保証」は本当に必要なのか?=姫野秀喜

「家賃保証が得になるケース」は存在するのか?

それでは、結局、どれくらい空室が発生したら、家賃保証の方が得なのでしょうか

上記の例ですと、そのまま貸し出せば月々15万円で、2年間で360万円の家賃収入が得られます。それに対して家賃保証の場合は、2年間で240万円です。この2年間の差額120万円を安いと見るか高いと見るかは人それぞれですが、私は高いと感じます。

仮に2年契約の切れ目で、空室が4ヶ月発生しても、損失は60万円、8ヶ月空室になって、はじめて120万円の差額と同等になります。通常、都心の超人気エリアで、8ヶ月もの長期間の空室が発生することはよほどの理由がない限り、まずありえません

つまり、ありえないくらい極小の確率で、長期間、空室が発生するという状況に遭遇しない限り、家賃保証で得することはないのです。

甘言は毒であり諫言は薬である。甘い言葉を鵜呑みにせず、常に数字を見て冷静に判断することを心がけましょう。

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1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』(2016年11月10日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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