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日本を裏切ってAIIB(アジアインフラ銀)に加入するトランプ氏のアメリカ=田代尚機

ビジネスマンであるトランプ氏はAIIBの利権に乗っかる

AIIBは、主に一帯一路戦略を金融面から支えるために中国が主導して設立された銀行である。一帯一路戦略とは、シルクロード経済ベルト(一帯)21世紀海上シルクロード(一路)の2本のシルクロードを中国が関連各国と協力し、発展させる戦略である。

シルクロード経済ベルトでは、中国とカザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、アフガニスタン、パキスタン、イラン、イラク、アルメニア、トルコ、ウクライナなど16カ国・地区が対象となる。これらの地域全体で交通網、物流網、通信網、エネルギー供給網を発展させるとともに、合弁事業を促進すべく要所に重点経済貿易産業園区を作る計画である。

21世紀海上シルクロードでは、アセアン諸国、インド、スリランカ、ケニア、ギリシャなどにかけての地域が対象となる。これらの地域において主要港湾を整備し、物流網を発展させる計画である。

中国には世界最大クラスの金融機関、建設・エンジニアリング企業がある。大開発で多くの投資を行い、多くの工事を行い、多くの利益を得るのは中国企業である。ジェームズ・ウールジー元CIA長官が、AIIBに加入しなかったのは間違いであるといったのは、この利権をみすみす逃すのを間違いであると考えているからだろう。

アメリカにはもはや、この地域の大開発を主導できるだけの経済力はない。ならば、それをつぶしにかかるのではなく、それに乗っかった方がアメリカの利益につながる。トランプ氏は不動産事業で財を成した優秀なビジネスマンである。自国や自国企業の利益を考えれば、アメリカがAIIBに加入した方が有利である。加入する日は近いだろう。

Next: トランプ氏と波長が合うのは、安倍総理ではなく習近平国家主席

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