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先送りされたインフレ目標、2016年度前半に「達成できる」or「できない」アンケートの結果は?

まぐまぐの公式メルマガ「金融経済まぐジャーナル」では「まぐまぐイエスノー世論」で、『日銀は30日、目標としている消費者物価の上昇率2%の達成時期を「16年度前半ごろ」と表現を改めました。日銀としては、原油価格の下落の影響が薄まる秋以降には物価の上昇幅が広がっていくとしていますが、果たして達成できるのでしょうか?』というアンケートを実施しました。

インフレ目標、2016年度前半に「達成は厳しいだろう」が大差の圧勝

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有効回答数は378票。そのうち66%の方が「達成は厳しいだろう」、34%の方が「達成できるだろう」という回答を寄せてくださいました。

それでは早速、興味深い声を紹介していきましょう。

多数派の『達成は厳しいだろう』というご意見をご紹介

原油・為替・株価頼み…「何となくそうなったらいいな」と言う願望にしか見えない。 (画質重視さん)

単なる願望であるうちは目標なんて達成不可能というご意見でしょうか。確かに外的要因に頼りすぎという思いは多くの人が感じているところかもしれません。

とんでもない。 インフレなんか目標にしないで貰いたい。消費税が上がって既に2%どころじゃなく 便乗値上げで食料品は大幅に上昇している。 (Gonさん)

そもそも消費増税に便乗し、物価は上がっているというご意見です。確かにインフレは所得が増えないと消費者の家計を直接圧迫するため、正直勘弁して欲しいという思いは持っている人は多いでしょう。

主として日用品・食料品等は2%以上の値上がりが見受けられるが、原油価格が半額になった時点でインフレ率2%は幻になった。経済全般からみた経済効果はインフレ率2%を達成したと見るのが正しいと思う。NYの原油市場価格が50$前後で定着、石油輸出国機構のドン・サウジアラビヤの対米政策から原油価格の上昇が遠のいたと見て良いでしょう。(ハナミズキさん)

原油価格の下落により、数字的に2%のインフレ目標を達成できなかっただけで、「達成は厳しいだろう」というよりも、すでに達成しているようなものというご意見です。確かに予期せぬ原油価格の下落はインフレ目標の達成時期先送りに大きく関係しているでしょう。

少数派の『達成できるだろう』というご意見をご紹介

達成するんじゃないかな? 原油価格の上昇で(涙)。 (正児さん)

大きく下落した原油価格がインフレ目標に届かなかった要因ならば、原油価格が上昇し、以前の水準に戻るだけでインフレ目標は達成するといったご意見です。

給与は上がらず物価だけが上がって、実質インフレ。好ましくない達成の仕方。 (つららさん)

達成するだろうが物価の上昇に所得が追いついていないのが問題というご意見です。確かに、市井の感覚としてはインフレを受け入れるのは所得が増えるという前提があってこそ。順序が逆ですよね。

物価だけが上がるインフレーションは嫌だが、所得も上がってほしい。(年金が圧縮されれば年金だけが頼りの人は苦しい。一票の格差をすごく問題にする人もいるが、健康保険の自己負担率や年金も所得に応じての対応を検討するかもしれない。) 原油安が足を引っ張ったが実質達成としても良いくらいだ。円安で困っている国もあるが、日本は観光客の増加で収入増に。(漂流人さん)

こちらはイレギュラーな原油価格の下落が要因なのだから「達成できるだろう」というよりも実質達成と言ってもいいというご意見です。「達成は厳しいだろう」に投票されたハナミズキさんのご意見とも近いかもしれません。所得の上積みにはインバウンド需要に期待されています。

さてみなさんのご意見はどちらでしょうか?イエスノー世論は回答に締切がありませんので気になった方は奮ってご参加下さい。
 

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