fbpx

Googleはさらに成長する!そのカギとなる「たった1つのKPI」とは?=シバタナオキ

トラフィック獲得コストが上昇しているのはなぜか

最後に、今回の決算でアナリストたちから最もネガティブに捉えられていたのが、トラフィック獲得コストの上昇です。

171109google_6

この表を見ればわかる通り、Google全体の広告売上のうち、23%がトラフィック獲得コストとして計上されており、その数値が上昇していることが読み取れます。

このように、トラフィック獲得コストが上がっていることをアナリストたちは嫌っているわけですが、個人的にはあまり問題がないのではないかと感じています。

トラフィック獲得コストが上がっている理由は大きく分けて2つ考えられます。

1つ目は、AppleのiPhoneに検索エンジンを提供することで、Appleに対して非常に大きな媒体費用を払っていることです。このAppleへの媒体費用は年々増加を続けており、このインパクトが少なからずあることは否めません。

もう1つは、スマホにおいては検索連動広告よりも、ディスプレイ広告の方が伸びが早い、という点です。Googleはもともと検索エンジンの会社ですが、AdSenseやアプリにおけるAdMobなどを含めて、ディスプレイ広告の売上も非常に大きな会社です。Googleの広告売上におけるスマホの割合が大きくなればなるほど、全体としてはディスプレイ広告の売上が大きくなります。

検索連動広告とディスプレイ広告を比べると、検索連動広告はほぼ自社が運用する媒体、つまりGoogle.comで提供される場合が多いため、トラフィック獲得コストは総体的には小さいわけですが、ディスプレイ広告の場合は、他社の媒体に広告を配信するケースも多いため、相対的にはトラフィック獲得コストが大きくなります。

従って、トラフィック獲得コストが上がっているという点だけを見ると、必ずしもポジティブではないのかもしれませんが、逆に考えるとスマホ化の波に上手に乗っているとも言えますので、個人的にはあまり心配する必要はないのではないかと思います。

【関連】あまり報道されないけど頭に入れておくべきGoogle関連「6つの指標」=シバタナオキ

以上、今回はGoogleの決算を久しぶりに詳しく見てみました。

中でも、広告のクリック単価が上昇軌道に乗り始めたというのが、見逃すことができない非常に大きなニュースなのではないかと思います。

続きはご購読ください。初月無料です

image by:lightpoet / Shutterstock.com

※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2017年11月7日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

<初月無料購読ですぐ読める! 11月配信済みバックナンバー>

・Googleの成長が更に加速しそうだと思わせるたった一つのKPI(11/7)
・Netflixの事例からユニットエコノミクスとキャッシュフローを学ぶー Netflixのユーザー獲得コスト・回収期間を言えますか?(11/2)

<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>

11月分すべて無料の定期購読手続きを完了後、各月バックナンバーをお求めください。

10月配信分
・GoogleやAmazon並の成長率を維持するPaypalの4つの「ここが凄い」(10/31)
・「最近の若いのは何を考えてるか分からん」というおじさん・おばさんへ(10/27)
北米版の楽天市場「Shopify」から学ぶEC版の月額課金+手数料モデル(10/26)
・Amazonのジェフ・ベゾスCEOの成功のための思考法(10/24)
・ついに日本でも発売。どのスマートスピーカーを買うべきか?(10/19)
・Googleが飲み込もうとしている世界とまだ手が及ばない世界(10/17)
・楽天はFREETEL買収費用を回収するのにどの程度時間がかかるのか?(10/10)
・スタートアップはどこまで赤字を掘っても許されるのか(10/6)
・iPhone Xに学ぶ、レッドオーシャン市場で成長率を高める方法(10/3)

9月配信分
・GoogleがHTCを買収した背景と1,200億円が「破格」である理由(9/29)
・オンライン広告で本がどのくらい売れるか実験してみた(9/26)
・【2017年版】スマホアプリ開発者が知っておくべき7つの事実(9/22)
・【ライブを見逃した方へ】英語か決算か? ビジネスパーソン最強の教養とは(9/20)
・英語か決算か? ビジネスパーソン最強の教養とは(9/19)
・ソフトバンクがスプリントとT-mobileを合併できたとしてもまだ足りないものとは?(9/15)
・アリババのクラウド事業がAWSみたいなバケモノになりつつある件(9/12)
・中国3強(百度・アリババ・テンセント) vs 日本3強(ヤフー・楽天・LINE)の決算比較(9/5)
・【保存版】マネーフォワードのIPOはSaaSのお手本レベル(9/1)

8月配信分
・決済端末Squareの絶好調を支える3つの差別化戦略(8/29)
・ZOZOTOWNのテイクレートは楽天市場・ヤフーショッピングの●倍(8/25)
・Amazonは最大のハックである「税ハック」と日本のソフトウェア産業の競争優位(8/22)
・「ツケ払い」の貸倒率を推計してみた(8/17)
・ヤフーがどうしても銀行を連結子会社にしたかった理由(8/14)
・あまり報道されないけど頭に入れておくべきGoogle関連の6つの指標(8/8)
・老舗FintechのPayPalが前年同期比26%で成長するワケ(8/4)
・しばQ: マーケットプレイスで先に集めるべきは「売り手」「買い手」のどちら?ポイントバックはイケてる?他(8/1)

【関連】Googleが飲み込もうとしている世界と、彼らの手がまだ触れない世界=シバタナオキ

【関連】AmazonのベゾスCEOが語った「死ぬ間際に後悔しない」成功の哲学=シバタナオキ

【関連】北米版の楽天市場「Shopify」が急成長! EC版月額課金×手数料モデルの強みとは?=シバタナオキ

【関連】マネーフォワードの「赤字IPO」が投資家にとって心配無用である理由=シバタナオキ

【関連】スタートアップ企業はどこまで赤字を掘っても許されるのか?=シバタナオキ

【関連】消費税も法人税も回避! Amazonの「税ハック」に日本が学ぶべきこと=シバタナオキ

1 2 3

決算が読めるようになるノート』 2017年11月7日号『Googleの成長が更に加速しそうだと思わせるたった一つのKPI』より抜粋
※記事タイトル・本文見出し・太字はMONEY VOICE編集部による

初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中

決算が読めるようになるノート

[1,001円(税込) 週2回程度]
アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方にも役立つ内容です。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらTwitterでMONEY VOICEをフォロー