「副産物はあくまでも副産物」という認識を持とう
最近では、不動産投資ブームに乗って多くのサラリーマンが参入しています。同様に多くの不動産屋も、投資物件をセールスしています。残念なことに、それらの多くの投資物件は、セミリタイアの夢を叶えてくれるものではありません。特に利回りの低い区分所有などは、その典型例です。
しかし、なぜそういった物件は売れるのでしょうか?
利回りの低い物件が売れてしまう理由、それは「副産物」が強調されすぎているからです。高税率のサラリーマンにとっては、この「副産物」はとても魅力的に見えます。そして、ついつい購入してしまいます。
しかし、利回りの低い物件では、残念なことにメインであるキャッシュフローが赤字になってしまうことが多々あります。そして、その赤字を副産物の「税金還付」で少しだけ補填し、全体としてみたらトントンかやや赤字くらいにおさめています。
たしかに「生命保険」も「税金還付」も本当の話ですが、それはあくまで、物件のキャッシュフローが黒字で、それにプラスしての副産物であるべきです。
もともとキャッシュを得るために投資していたはずなのに、どうしてこんなことになったのだろうか…そう思っている投資家の方も多いと思います。
繰り返しになりますが、「生命保険」代わりになることや「税金還付」などの節税対策に一定の魅力はあるのですが、あくまでそれらは不動産投資の「副産物」であることを認識しなくてはなりません。
もし不動産屋が投資物件の「副産物」ばかりを強調し、メインであるキャッシュフローについて触れないのであれば、その業者は信用してはいけないと思います。
『1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』(2017年3月6日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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