fbpx

不動産投資ブームの罠。「副産物」ばかりを強調する業者に注意しよう=姫野秀喜

不動産投資は、正しい手順を踏めば多くの人ができる再現性の高い投資です。またキャッシュを生み出すだけではなく、副産物として生命保険と税金還付も生み出してくれます。(『1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』姫野秀喜)

プロフィール:姫野秀喜(ひめの ひでき)
姫屋不動産コンサルティング(株)代表。1978年生まれ、福岡市出身。九州大学経済学部卒。アクセンチュア(株)で売上3,000億円超え企業の会計・経営計画策定などコンサルティングに従事。合間の不動産投資で資産1億円を達成し独立。年間100件以上行う現地調査の情報と高い問題解決力で、顧客ごとに戦略策定から実行までを一貫してサポートしている。

魅力的な副産物もキャッシュフローの黒字があってこそ

正しい手順を踏めば多くの人が再現できる「不動産投資」

不動産投資は正しい手順を踏めば、多くの人が実行できる再現性の高い投資です。一部の有名投資家や大地主、大金持ちの話をそのまま再現することはさすがに難しいですが、その一部分を模倣できる場合も多く、株やFXよりも再現性は高いと思います。

再現性が高いということは、すなわち高キャッシュフロー物件を複数購入し、ゆくゆくはセミリタイアなんてのも夢ではないということです。

そして不動産投資は、単にキャッシュを生み出すだけではなく、嬉しいことに「副産物」も生み出してくれます。その「副産物」とは、生命保険と税金還付です。

【関連】数十万円の「格安リゾートマンション」を絶対に買ってはいけない理由=姫野秀喜

不動産投資を行うと「生命保険」が不要になる

極端な話をすると、不動産投資を行うと、加入している生命保険が不要になります。というのも、不動産を購入するときには「団体信用生命保険(以降、団信)」に入ることが多く、この「団信」がとても優秀だからです。

「団信」とは、万が一自分が死亡した場合、借金を全額返済してくれるというものです。借金が全額なくなるということは、月々のキャッシュフローが非常に大きくなり、残された家族の生活をまかなうには十分な金額になります。

よって、自分が死亡した時に支払われる生命保険については、「団信」に置き換えることができるのです。

税金還付でお金が返ってくる

本業がサラリーマンの人はすべからく、源泉徴収で税金を引かれていると思います。不動産投資をすると、うまくすればこの天引きされている税金が戻ってきます。これが、税金還付です。

投資物件の減価償却や使用した車両、交通費、修繕費等々の諸費用を適切に管理することにより、「キャッシュフローは黒字なのに、税金還付ができる」という状況を作り出すことができます。これは、サラリーマンで給料が高い人ほど恩恵を受けられるものです。

毎年、何十万円ものお金が戻ってくるとしたら、面倒くさい確定申告作業もちょっとした楽しみになると思います。

Next: 「生命保険の代わり」「税金還付」ばかりを強調する業者に注意

1 2
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー