中国、VIX指数(恐怖指数)を隠して暴落を抑制へ。もし公表されていれば…

中国当局は、米国市場の暴落から1週間後、中国市場の崩壊を予防するためにVIX指数(恐怖指数)の発表を中止させたとの報道がされています。要点を解説しましょう。(『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』)

※本記事は、『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』2018年3月2日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

怖くて見せられぬ? 2月14日時点で「VIX指数」の更新を一時停止

中国、恐怖指数の発表を停止

2月上旬に起きた米国株式市場の大暴落。

VIX指数(恐怖指数)」のデリバティブ商品が急落したことがきっかけになったとも言われるが、それを見た中国当局の対応を紹介する。

暴落から1週間後、中国株式市場の崩壊を予防するために、自国の恐怖心理指数の発表を中止させたとの報道されているのだ。

中国は、株式市場でのオプション取引の投機的な動きを抑えるために、トップ企業50社のETFをベースにしたVIX指数(恐怖心理指数)の発表を停止させた。

2月15日、国営中国株式指数公司(中征指数有限公司)は「SSE50ETF変動指数」の公表を停止。

内部消息筋によると、オプション市場での動きを抑えるために指数の更新を中止したとのことで、公表再開日は未定となっている。

米国と同様に、VIX指数は投資家の恐怖心理の指標であり、オプション取引をするうえで重視されているからだ。

この公表停止は、市場の大幅下落を防止するための中国当局の幅広い予防策の1つである。

他にも、2月中にオプション取引量の上限を決めたり、大手投資家に対してもっと株を購入するよう呼びかけるなどの刺激策も打ち出している。

出典:China’s VIX Goes Dark as Government Clamps Down on Options – Bloomberg Quint(2018年2月22日配信)

これは来ますね!

隠されたグラフが示すものは…

下の図(ア)は、2月22日段階での中国版「恐怖指数」のチャートです。右側の赤枠には2月22日にアップデートしたと述べていますが、表示は2016年12月5日から2018年2月14日の期間となっています。

そして左の赤枠には、2018年2月14日時点がラストの指標値で27.32と記載されています。

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図の(イ)は、実際の中国版「恐怖指数」のグラフです。中国が更新を停止して以降、急激に上昇していたことが見て取れます。

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image by:Drop of Light / Shutterstock.com

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いつも感謝している高年の独り言(有料版)』(2018年3月2日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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