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末期がん患者の「自宅で安らかに死にたい」をかなえる、公的介護保険の正しい利用法

末期がん患者の介護保険申請、4つの重要ポイント

ここまで「公的介護保険のしくみ」「公的介護保険の問題点」をみてきました。それらを踏まえて「公的介護保険のかしこい利用法」についてまとめてみます。

なるべく早い段階で市区町村に介護保険を申請しましょう

末期がん患者は病院を退院してから亡くなるまでの期間が短いので、入院中、退院を決めた時点で申請しましょう。また、同時に退院後の在宅医療を担ってくれる医者を見つけ、相談しておきましょう。

ケアマネージャーに暫定ケアプランを作成してもらいましょう

そうすれば、認定前でも特殊寝台のレンタル、訪問介護、訪問入浴、訪問看護、デイケアなどのサービスが利用できます。

認定を受けてから心身の状態が変化した場合、区分変更の申請をしましょう

随時申請が可能です。要介護度が高ければ利用限度額も増え、利用できるサービスの回数も増やせます。

介護認定主治医意見書の診断名欄へ「末期がん」と明示してもらいましょう

介護認定の迅速化に資することになります。がん患者が、自宅で最期を過ごしたいと考えた場合に十分なケアの体制を整えるためにも、家族の方は介護保険を知ることから始めませんか。

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民間介護保険120%活用法』(2015年6月2日号ほか)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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民間介護保険に詳しいファイナンシャル・プランナーとして、日本経済新聞、読売新聞、産経新聞、高齢者住宅新聞や週刊朝日など、多数、取材協力してしているCFP新美昌也が民間介護保険を中心に、公的介護保険や自治体のサービス、民間の介護サービス、高齢者向け住宅のこと、利用者への支援制度、法律の動向、介護と仕事の両立などの周辺知識も情報発信していきます。

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