正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新のドル円分析をお届けします。注目日は7月27日前後!
ペンタゴンチャートの見方
(1) ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2) 各点が変化日になる
(3) 各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4) 中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5) 時間の逆行は起きてはいけないこととされている
米ドル/円(USD/JPY)ペンタゴンチャート分析

米ドル/円(USD/JPY)ペンタゴンチャート
先週のレポートでは、A点に注目した。A点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わるのか否かがポイントになったからだ。また、122円を終値で維持している限り堅調な展開が続こう、とも記している。
実際には、A点の時点で高値を示現後、ほぼ横這いの動きを見せている。次の注目日は7月27日前後である。
A点水準:約123円50銭 B点水準:約120円50銭 C点水準:約125円 D点水準:約122円25銭
今週のポイントは上値の重たい展開になっていくのか否かということである。
あくまでも個人的見解
B点に注目したい。先週末から週明けにかけてB点が位置する時間帯を通過する。したがって、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになるからである。つまり、堅調な展開が続くのか、それとも上値の重たい展開になってしまうのかがはっきりしてくる可能性がある。
値動きのポイント
現在のドル高エネルギーが維持されることが出来れば、基本的には堅調な展開が期待できる。そのポイントとなる価格は以下のとおりである。
赤丸水準(約122円25銭)を終値で維持できるのか否か。
現在のシナリオ
ACラインを維持している。特に、A点で高値を示現後やや水準を下げているもののACラインを維持していることから、ACラインが下値支持線になる可能性がある。
また、中心点D点の上方を推移している。したがって、堅調な展開が続く可能性はある。上値のメドは赤線表示の126円前後。
第2シナリオ
B点が位置する時間帯にかけて同事線が頻発している。しかも、ACライン上である。よって、流れが変わり、ACラインを割り込んでくる可能性も出てきている。下値のメドは青線水準の122円前後。
なお、MACDは上昇トレンドが続いているが、売りシグナル点灯寸前となっている。スローストキャスティックスの数値は90%台に乗り、買われ過ぎ状態に入った。
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『☆ペンタゴンチャート分析<為替編>』(2015年7月26日号)より一部抜粋
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