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米国株を仕込むなら、いつまでに? 迫る「長短金利の逆転」で起きる市場の変化=田中徹郎

今後、アメリカ株はどう動く?

アメリカの過去の景気後退期を見ますと、その期間は平均で11か月ほどです。

仮に本当に今年の末から来年の年央ごろ景気後退期、もしくは停滞期に入ればどうなるのでしょう。

過去の平均のように、次回の景気後退(もしくは景気停滞)が1年弱で終わるとすれば、早ければ来年の年末あたりには景気の谷を迎え、そこから循環的な拡大が始まる可能性があるでしょう。

であれば、そこから1年ほど前が株価の底です(※筆者注:株価は実体経済を半年から1年ほど先取りして動きます)。

さらに景気後退(もしくは景気停滞)の長さと深さをどう読むか、という点も重要だと思います。「山高ければ谷深し」と昔からよく言いますが、逆に山が高くなければ谷もそう深くはありません。

幸いにして今のアメリカ経済は、さほど過熱しているようにはみえません。つまり「山が高くなければ、谷もそう深くはない」です。

景気後退があったとしても、停滞程度の軽微なもの

そのようなごく大雑把な視点でみれば、仮にアメリカの景気後退があったとしても、さほど深刻なものではなく、どちらかといえば景気停滞程度の軽微なもので済むのではないかと思います。

上記の推測が正しければ、米国株の調整もさほど深くはなく、その場合、今年の末あたりまでに株を仕込み終え、次の拡大期にを待つという姿勢でよいのではないでしょうか。

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一緒に歩もう!小富豪への道』(2018年5月11日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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