fbpx

日銀、長期金利上昇を容認。市場混乱を回避し「こっそり利上げ」への布石を打った=馬渕治好

市場混乱を回避した日銀

このように、日銀は、「今すぐ政策を変えるわけではないよ」というメッセージと「でも、いずれは金利を上げるかもしれないよ」というメッセージを合わせて、玉虫色のメッセージとし、「今すぐの政策変更ではない」という点で、目先の市場波乱を回避したようです。

また、今後長期金利を上昇方向へ誘導したとしても、「それは7月31日の金融政策決定会合で決定し、公表したもので、驚くようなことではありません」と言える布石を打ったと言えます。

つまり、市場が「今度は金融政策はどうなるのか」と、金融政策決定会合のたびに騒ぎ慌てることを回避するため、いつかどこかでこっそり金利が上がる可能性を、市場に少しずつ織り込ませる方針なのでしょう。

続きはご購読ください。初月無料です

※もうひとつのメルマガ『馬渕治好の週次メモ「時の花」』も好評配信中。毎週の日経平均株価と米ドル円相場の見通しを、数値を挙げて解説します。前週の見通しと実際の相場を比較し、予想が当たったか外れたかがわかるようになっています。注目される図表を取り上げる「今週の一枚」のコーナーも。登録初月(登録日から月末まで)は無料で読めますので、ぜひお試し購読をどうぞ。


※本記事は有料メルマガ『馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」』2018年7月31日号の一部抜粋です。毎週いち早く馬渕氏の解説をご覧いただくには、今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した項目もすぐ読めます。

【関連】日本の地価崩壊はもう始まっている。東京五輪が「経済災害」になる日

【関連】なぜ買い豚も売り豚も自滅するのか?「次の暴落」が怖くなくなる投資術=鈴木傾城

【関連】「資産は貯金だけ」がいちばん悲惨。日銀「緩和の副作用」で国民はますます貧乏に=斎藤満

1 2

馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」』(2018年7月31日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中

馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」

[月額1,650円(税込) 毎週日曜日(年末年始を除く)]
最新の世界経済・市場動向をさぐる「ブーケ・ド・フルーレット」(略称:Bdフルーレット)。この代表である馬渕治好が、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、高水準の分析を、わかりやすく解説します。馬渕が登場するTVや新聞・雑誌コラムなどと合わせて、当メールマガジンも是非ご覧ください。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー