Experience Cloud事業の売上とクラウド化進捗率
残りの3つ目、Experience Cloud事業の詳細を見ていきましょう。
売上規模は約$2B(約2,000億円)となっており、3年前と比べると2倍尺まで拡大しているだけではなく、製品の単品売りの割合が落ちていることも見て取れます。
このセグメントは、元から比較的オンラインのSaaS として提供されているサービスが多いので、サブスクリプションの割合が大きく増えているようには見えません。それでも十分高い比率で、サブスクリプションの売上が右肩上がりで上がっていることがわかります。
SaaSビジネスとしてのポイントは、顧客のデータをクラウド側で預かることにより、他のプラットフォームへの移行をなるべく困難にするという風に、いわゆるデータをロックする形でのリテンションがうまくいっていることが書かれています。