超長期投資のバフェット氏の場合はどうか?
ここで、「超長期投資で成功しているバフェット氏がいるではないか!」という反論が出てくるかと思います。
たしかに、投資の神様といわれるバフェット氏の投資スタンスは超長期投資といわれ、1銘柄の平均保有年数は24年を超えるそうです。
しかし、バフェット氏はそのポートフォリオの中の個々の銘柄の持株数を変えずにずーっと持ち続けているのか、つまりBuy and Hold作戦を貫いているのか、というと、そうではありません。
バフェット氏はその時々の経済状況に応じて個々の銘柄の保有数を増やしたり、減らしたりして調整しています。
上記Webサイトから直近の2018年9月末の保有銘柄数トップ10を見ることが出来ますが、この3ヶ月前の6月末のものと比べると、トップ10の保有銘柄も保有割合も変わっています。
アップル、バンク・オブ・アメリカ、ユー・エス・バンコープ、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースは買い増ししていますが、ウェルズ・ファーゴは一部売却しています。
また3ヶ月前の報告では保有比率トップ10に入っていたフィリップス66、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンは9月末のレポートではトップ10から姿を消しました。
このように、超長期投資を掲げるバフェット氏でさえ、買ったらそのまま、という訳ではないのです。
買ったら、そのまま放ったらかし、は良くないのです。
『資産1億円への道』(2018年12月11日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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資産が1億円あるとゆとりある生活が可能と言われていますが、その1億円を目指す方法を株式投資を中心に考えていきます。株式投資以外の不動産投資や発行者が参加したセミナー等で有益な情報と思われるものを随時レポートしていきます。