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ナスダックに上場!クラウドソーシングプラットフォームの悩みを解消した「Upwork」の強み=シバタナオキ

世界最大のクラウドソーシングプラットフォーム「Upwork」が、最近上場を発表しました。今回は、その決算や企業の特徴などについて詳しく見てみましょう。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2019年1月8日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:シバタ ナオキ
AppGrooves / SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。

ユニークなビジネスモデルを作りだした、その背景とは…

クラウドソーシングプラットフォームの悩みの種を防止

今日の記事では、最近上場が発表された世界最大のクラウドソーシングプラットフォームである「Upwork」のビジネスモデルを詳しく見たいと思います。

最初に結論を書いておくと、Upworkのビジネスモデルは日本の「クラウドワークス」や「ランサーズ」と少し異なっており、クラウドソーシングプラットフォームの一番の悩みの種である「中抜け」を防止するための施策がしっかり取られているという点もユニークかと思いますので、是非楽しみにご覧ください。
※参考:FORM S-1 UPWORK INC.

*私の記事に度々出てきますが、「Form S-1(フォームS1)」はアメリカの市場に新規株式公開(IPO)をする際に、米証券取引委員会(SEC)に提出が義務付けられている証券登録届出書(開示書類)のことです。

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はじめにUpworkの概要ですが、取扱高は$1.5B(約1,500億円)を超えており、売上が$225M(約225億円)、クライアント数は9.5万社、利用者の多くは海外で180以上の国から利用されているグローバルなクラウドソーシングプラットフォームになっています。

Upworkの歴史

Upworkという会社は、少し特殊な歴史があるので最初に説明したいと思います。

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Upworkは、1998年に創立されたElanceと2003年に創立されたoDeskという2つのサービスが合併して誕生したものです。

ElanceもoDeskも元々はクラウドソーシングプラットフォームとして、ほとんど似たようなサービスを提供して競合していたわけですが、2014年にこの2つのサービスが合併し、2015年に新たにUpworkとして一つの会社に統一されました。

分かりやすく言えば、日本のクラウドワークスとランサーズが合併したようなイメージです。

主要株主: CEOのシェアが一桁

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こうした経緯もあり、株主名簿を見ると多くのベンチャーキャピタル等が大きなシェアを持っていて、CEOのシェアは3.9%と非常に小さなシェアだと言えるでしょう。

シリコンバレーの会社で上場までこれだけ長い時間がかかり、合併などを経てしまうと、このように創業者や経営陣の持分が大きく減ってしまうという典型的な例かもしれません。

Next: Upworkの売上と営業利益はどうなっているのか?

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