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「米国新車販売好調」のウソ。いま水面下で何が起こっているのか?

好調が報じられた11月の米国の新車販売は販売店押し込み台数で増えていただけで、実際の新車販売は少なく、また、11月の自動車生産も実際は減っていたことになるのです。(『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』)

アナリストの解説から一貫性が消滅、「大恐慌状態」の指摘も

実際の新車販売は少なく、自動車生産も減少

いろいろなところで綻びが出てきています。アナリストの解説に一貫性が消えているのです。

まず米国新車販売台数が11月に大きく伸びたと言う報道が12月2日に出ました。代表的なものは下記です。

11月の米国の新車販売台数は前年同月比1.4%増となり11月としては2001年以来14年ぶりの高い水準だった。2015年通年では過去最高をうかがう勢いだった。
出典:11月の米新車販売、VWは24%減 排ガス不正響く – 日経新聞

ところが同じ11月の自動車生産に大きく依存している米国鉱工業生産指数が大きく下落したのです。

それも0.6%の下落で、ここ3年半で最大の落ち込みです。自動車生産が1.0%もダウンしているのです。日本の代表的報道は下記です。
11月米鉱工業生産、3年半ぶりの大幅落ち込み – Reuters

「耐久財は0.2%低下。電気機器や自動車の落ち込みが目立った」そうです。

つまり、11月の新車販売は販売店押し込み台数で増えていただけで、実際の新車販売は少なく、11月の自動車生産も実際は減っていたことになるのです。

どのようにアナリストの皆様は解説をなさるのでしょうか?全くしないでしょう。しかし腐敗メタンガスはいつの日か水面に浮上します。

151224kan_1
(ア)米国鉱工業生産指数のグラフです。

151224kan_2
(イ)米国小売販売指数、前年同月比対比のグラフです。

Next: ブルームバーグは何を隠している?中銀の外貨準備総額が減少

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