ブルームバーグは何を隠している?中銀の外貨準備総額が減少
シルバー(銀)のアナリストが、最近気がついたことを下記の記事で指摘しています。
※Is Bloomberg Hiding Something?
【記事のポイント】
ブルームバーグの有料配信サービスの利用者には色々な情報特典があり、その1つとして全世界の中央銀行の外貨準備総額のデータが入手できます。
この外貨準備総額は5年前の2010年12月1日から情報提供がスタート、毎週金曜日に最新データにアップデートされており、現在まで続いていました。
ところが、2015年12月11日金曜日、そして12月18日金曜日のアップデートはなく、情報が止まったままになってしまっています。
実は2015年12月1日に、この全世界の中央銀行の外貨準備総額の減少に気付き、その件に関する記事を発行したばかりでした。
その要旨は、2014年8月のピーク時点以降、2015年11月27日時点まで縮小を続け、その減少額は752B$で、比率にして6.25%の縮小となっており、これは1948年以降初めての現象であることを指摘しました。
我々の意見としては、過去に前例のないこの減少は、全世界で起きている負債の穴埋めに外貨準備が費消され、すなわちそれは、大恐慌状態であると考えています。
何故ブルームバーグはこのデータの発表を停止させたのか?データを隠したいのか?それともデータの公開を誰かが差し止めさせたのか?もう一度、この重要なデータの公表再開を望むものです――
これに答える勇気のあるバンカーはいないでしょう。
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『いつも感謝している高年の独り言(有料版)』(2015年12月24日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
※太字はMONEY VOICE編集部による
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