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円高の「ゴール」は105円 特に驚くこともない妥当水準を目指す=長谷川雅一

為替相場では、円高が止まりません。僕は、この円高のゴールは105円であると考えています。想定期間はおよそ3ヶ月。その根拠を書きましょう。(『長谷川雅一のハッピーライフマガジン』)

プロフィール:長谷川雅一(はせがわまさかず)
1959年、岐阜県生まれ。株式会社プレコオンライン(金融商品取引業)代表取締役社長。2000年より株式投資の研究を始め、日本で初めて「株の自動売買」という言葉を使った著書を出版。株式投資の世界では、「株の自動売買」ブームの火付け役として知られている。現在は、自動売買ソフトの開発、投資教室、メルマガの執筆など、多忙な日々を送っている。

米ドル/円は今後3ヶ月程度かけて105円を目指す、その根拠とは

止まらない円高の原因

円高が止まりません。

なぜ円高なのか?ですが、単純に言えばアメリカの景気がよくないからです。

アメリカの景気がよくないので、アメリカは予定していた利上げができなくなった。利上げができないならドルは買えないね、ということです。

これまで「利上げだ」「利上げだ」と、マーケットは鼻先にニンジンがぶらさがった状態でドルを買ってきました。

それが「行き過ぎだった」ことがハッキリした現在、買われ過ぎの反動が出ています。
※参考:黒田日銀の「大誤算」~マイナス金利で円高・株安が起きた真の理由=吉田繁治

為替相場では、いったん相場にトレンドが出ると、しばらくの間は、それが維持される傾向があります。

今の相場のトレンドは、明らかに「円買い」です。まだ2~3ヵ月の間は、円買いの傾向が続くのではないかと思います。

円高のゴールはどこだ?

さて、今後も円高が進むとして、そのゴールはどこでしょう?

チャートを見れば、「105円」がゴールではないか、とわかります。現在、米ドル/円の週足チャートの200MA(編注:200週移動平均線)が105円付近にあるからです。

米ドル/円 週足 200日移動平均線(SBI証券提供)

米ドル/円 週足 200日移動平均線(SBI証券提供)

200週の平均値が105円ですから、週足で見たときの105円は、特に高くも安くもありません。105円までの円高が進んでも、特に驚くことはないのです。

それが、僕が「円高のゴールは105円」とする根拠です。

105円までの下落(チャート上「円高」は下落)にかかる時間は3ヵ月ぐらいかな、と思いますが、最近の円高のペースを見ると、もっと早く到達する可能性もありそうです。

もちろん、新たな金融政策の発動などがあれば、そこまでの円高進行は、食い止められるかもしれません。

なぜマーケットは常に「フライング」し、常に「行き過ぎる」のか

トレーダー達は常にトレンドを「先取り」しようとします。円高が進みそうだ、という観測が流れれば、それに乗り遅れまいと、先を争うようにどんどん円を買い始めます。

そのために、まだトレンドがハッキリしていない段階から、異様に円が買われるといった現象が起きます。

マーケットは常に「フライング」するわけです。

そして、ひとつの方向にトレーダー達が「群がる」ことで、マーケットは常に「行き過ぎる」傾向があります。

Next: 105円でいったん止まる理由~マーケットは「行き過ぎ」に気づけない

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