ニューヨーク市場の急伸と円ドル相場が113円台に入った事を受け、日経平均は332円高16472円まで一気に買い上げられました。この間わずか16分です。
その後は円高に進むにつれてダラダラと値を消し、終わって見れば日経平均48円高16188円。これは安値引け。トピックスは3.73ポイント高1311.27ポイント出来高は概算21億6千万株で終わりました。
こんな陰線を見せられますとまた来週も大きく上がることなどない。下手をするとまた急落かと考えて暗い気持ちで週末を送る方も多いと思います。がしかし、相場は相場に聞けです。(『相場コラム『わしの罫線』』)
寄り天となった週末の日経平均、それでも来週に期待大
日経平均先物に注目
相場が上がるためには、どこの誰が何と言おうとも絶対に越えなければならない、私の相場観測法の上値抵抗があります。
日経平均先物ですが、130円高16260円と終わりまして、上がるための絶対条件である波動の上値抵抗線16240円を25円抜けて終わりました。これで上がれます。
みずほ<8411>がその答えだ
ならば何故、今日の大引け売られてしまったのか。私はみずほ<8411>がその答えだと思います。昨日解説しておいた様に、167円と引ける方が良いチャートになると申し上げておきました。果たせるかな2.5円安。168.1円。素晴らしい引け値です。
ただし、喜んではいけません。大切なのはこれからです。これより3日間で178円を抜いて来るなら急騰線となりますし、155円を切れて来れば急落線となります。
もっと単純に見るなら、月曜日1.4円高169.5円以上で終わるなら限りなく短期急騰線に近づきます。私の相場観測法波動は、日経平均先物の大変化を今日とらえました。乞うご期待。では御健闘を祈ります。
『相場コラム『わしの罫線』』(2016年2月26日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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チャーチスト歴35年!【橋本罫線考案者】テクニカルのプロである橋本明男が毎日綴る相場コラム。日々の株式市場の動向から、短期的・中期的な相場の行方を予測。また、東証1部の銘柄を中心に、今が狙い目の個別銘柄の情報も掲載しています。