fbpx

概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は値上がり、長期安定資金の流入期待が高まる流れ

マネーボイス 必読の記事



【ブラジル】ボベスパ指数 116661.94 -0.18%
7日のブラジル市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比215.98ポイント安(-0.18%)の116661.94で取引を終えた。117075.9から115965.4まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、終盤に下げ幅を縮小させた。米株安を受け、ブラジル株にも売りが広がった。また、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料。ほかに、中東情勢の緊迫化への懸念などが引き続き足かせとなった。

【ロシア】
休場

【インド】SENSEX指数 40869.47 +0.47%
7日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比192.84ポイント高(+0.47%)の40869.47、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同59.90ポイント高(+0.50%)の12052.95で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。前日の米株高やこの日のアジア市場がおおむね堅調な値動きを示していることを受け、インド株にも買いが先行。また、経済指標の改善も好感された。12月のサービス業購買担当者景気指数(PMI)は53.3となり、11月の52.7を上回ったほか、5カ月ぶりの高水準を記録した。

【中国本土】上海総合指数 3104.80 +0.69%
7日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比21.39ポイント高(+0.69%)の3104.80ポイントと3日ぶりに反発した。約8カ月ぶりの高値水準を回復している。

長期安定資金の流入期待が高まる流れ。本土メディアは7日、「当局は医療保険や年金保険などの市場拡大に注力する方針」と報じた。運用資産のうち、株式や債券に対する投資上限が引き上げられる可能性があるとの観測も一部で流れている。金融政策にも期待感。中国人民銀行(中央銀行)は先週開催した工作会議で、「2020年も穏健な金融政策を堅持する」としたうえで、中小・零細企業向けの金融支援を強化するという方向性を示した。また、先週発表された預金準備率の引き下げは6日付で発効。市場関係者の間では、「準備率の引き下げ余地はなお残る」との見方が優勢となっている。原油市況の上昇一服も、投資家の買い安心感を誘った。
いま読まれてます

記事提供:
元記事を読む

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー