なぜか文在寅大統領と政府だけが楽観的
このように文在寅大統領は輝かしい10年後を語るが、任期は残り2年ぐらいしかない。
その2年で世界4大輸出大国になれる兆しでもあればいいが、そもそも、文在寅大統領が就任してから輸出が急減だけではなく、海外投資も激減しており、10年後の韓国にバラ色の未来があるとは到底、考えられない。
すでに韓国メディアが50年に1度の経済危機だと述べているのに対して、韓国政府や文在寅大統領だけは楽観的なのだ。
もちろん、悲観的より、楽観的のほうが経済に与える影響は良いのだが、未来に大きな目標を宣言するよりも、まずは明らかに「不幸」だった2019年を総括するべきではないのか。
1年前を振り返り、どこを切り取っても韓国国民が幸せだったと思えるようなことは一切なかったという。
経済危機はさらに加速する
また、韓国経済危機は進行中であり、復調には半導体市場の回復頼みという有様だ。
これでは神頼みとたいして変わらないという。
そして、2020年には昨年よりひどくなるという見方が圧倒的多数である。
韓国国内でもネット上では不人気?
最近、私は韓国メディアの記事に対する韓国国民のリアクションに注目しているが、ネットでは文在寅大統領が何かを言うだけで「非共感」が多い。
毎週発表の支持率調査では拮抗しているのだが、ネット上では彼はほとんど信用されていない。
どちらが正しいのかは、今年の韓国選挙の結果でわかるだろう。
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・文在寅大統領「国民が去年よりももっと幸せな1年になるようにする」と語るも、昨年の輸出は-10%減(1/5)
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※本記事は、『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』2020年1月5日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』(2020年1月5日号)より一部抜粋・再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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数年ごとに起きるデフォルト危機。世界経済が後退すれば、投資家が真っ先に資金を引き揚げていく新興国市場。輸出依存が96%という恐ろしい経済構造。ヘッジファンドに玩具にされる韓国市場。中国の属国化へと突き進む2014年。並行してスタグフに悩まされる現実。そして、1100兆ウォンを超え、雪だるま式に膨らむ家計債務の恐るべき実態。経済の問題点とは何なのか?なぜ、また、第四次経済危機が迫っているといえるのか。それは読めばわかる!投資、ビジネス、教養、雑談ネタにも最適な、最も韓国経済の実情を知ることが出来るメルマガ。