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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は4営業日続伸、中東情勢の沈静化に伴う海外市場の上昇

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【ブラジル】ボベスパ指数 115947.11 -0.26%
9日のブラジル市場は5日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比299.92ポイント安(-0.26%)の115947.11で取引を終えた。116820.00から115410.7まで下落した。

朝方はプラス圏で推移した、その後は売りに押された。弱い経済指標を受け、景気減速懸念が高まった。11月の鉱工業生産は前年比で1.7%減少し、市場予想(マイナス0.8%)以上の落ち込みとなった。減少に転じたのは4カ月ぶりとなった。また、ボベスパ指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、利益確定売り圧力も強まった。一方、中東情勢の沈静化に伴う海外市場の上昇が指数をサポートした。

【ロシア】MICEX指数 3118.08 +0.26%
9日のロシア株式市場は4営業日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比8.02ポイント高(+0.26%)の3118.08で取引を終了した。3094.85から3124.60まで上昇した。

前半は軟調な値動きを示したが、後半は買い戻された。中東情勢の沈静化に伴う海外市場の上昇が支援材料となり、ロシア株にも買いが広がった。一方、指数の上値は重い。MOEX指数が過去最高値水準で推移しており、高値警戒感から資源や銀行の一角に利益確定売りが広がった。

【インド】SENSEX指数 41452.35 +1.55%
9日のインドSENSEX指数は反発。前日比634.61ポイント高(+1.55%)の41452.35、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同190.55ポイント高(+1.58%)の12215.90で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。中東情勢の緊迫化が緩和されたことが支援材料。また、本日のアジア市場が堅調な値動きを示していたことを受け、インド株にも買いが広がった。

【中国本土】上海総合指数 3094.88 +0.91%
9日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比27.99ポイント高(+0.91%)の3094.88ポイントと反発した。

外部環境の改善で投資家心理が上向く。昨夜のトランプ米大統領会見を受け、米国とイランが戦争に突入するとの懸念が後退した。イランがイラク駐留の米軍基地をミサイル攻撃したことに対しては、「新たな経済制裁を科す」としながらも「軍事力は行使したくない」とトランプ氏は明言している。
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