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米国株見通し:堅調も上値は重い展開か、外部環境は良好ながらも高値警戒感が漂う

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S&P500先物       3281.00(+5.00) (17:57現在)
ナスダック100先物   9030.50(+21.50) (17:57現在)

17時57分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は堅調に推移している。NYダウ先物も44ドル高で推移。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比0.14ドル安の59.42ドルでの推移。こうした流れから、10日の米株式市場は買い優勢で始まりそうだ。

10日の米国株式市場は総じて堅調な展開が予想される一方、高値警戒感から上値は重そうだ。前日の株式市場では、イランとの対立激化が回避されたことに加え、15日に米中貿易交渉の第一段階目の合意について両国が署名する予定が報じられたことなどが好感され、NYダウやナスダックは揃って史上最高値を更新した。市場のリスクセンチメントを表すドル円レートも1ドル109円50銭台後半と引き続き円安基調が続いており、市場心理は良好そうだ。ただ、上述したように、昨日は主要株価指数が揃って史上最高値を更新し、大きく続伸している。そのため、マーケット環境は引き続き安定しているだろうが、一方で上値は重くなると予想される。なお、本日は12月の雇用統計の発表が予定されている。前哨戦とされるADP雇用リポートでは、市場予想を上回る結果が発表され、米経済の好調さを窺わせた。そのため、今晩の雇用統計でも堅調な数値が発表されれば、市場心理は上向き、その場合は上値を追う展開となる可能性がある。
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