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扶養内で働く主婦は老後破綻に? 手取りが減っても、扶養を超えて働けば○年で元が取れる=川畑明美

手取りが減っても、6年間働けば元が取れる

年金は、これだけではありません。

厚生年金保険料には、国民年金の保険料も含まれています。

国民年金は、1年働くと約1万9,500円増えます。

つまり、1年間働くと、年金は

1万5,230円 + 1万9,500円 = 3万4,730円 増えます。

厚生年金の支払い額が 1万7,490円 × 12ヶ月 で、20万9,880円です。

元を取れる年数は、

20万9,880円 ÷ 3万4,730円 = 約6年 になります。
(※筆者注:概算なので正確ではありません)

概ね6年間働けば、元が取れてしまうのです。

扶養内で働くのは今の生活費の足しになるだけ

夫の扶養から外れて社会保険控除を引かれると、扶養内で働いた時よりも手取りが少なくなる場合もあります。

ですが、扶養内で働くということは、老後の保障よりも「今の生活費の足し」にしかなりません。

寿命の長い女性は、結婚していても、最後は「おひとり様」。

女性が老後破綻になってしまうのは、夫が亡くなった後が多いのです。

結論を言うと、扶養を外れて働く方が、将来のお金を増やせるということです。

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image by:siro46 / ShutterStock.com
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教育貧困にならないために』(2020年1月12日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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