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2020年上半期の転職市場予測「採用は慎重傾向」。不透明な経済情況で企業姿勢にも変化

2020年上半期の転職市場予測

2020年上半期の求人数は、「変わらない」と「減少」が「増加」を上回る状況となるでしょう。ここ2~3年多くの企業は、「働き方改革」への対応、新しいサービスやプロダクトの開発、また、好調な業績を受けての労働力不足に対応するため、積極的に採用活動を行ってきました。しかし、直近の経済環境の不透明さ、国内景気への慎重論などにより、採用のペースを少し落とし、様子を見る企業が増加する見込みです。

今後は、既存のサービスやプロダクトだけで継続的な成長を見込むのは難しいため、「次の手」を見据える企業が増加し、新しい業界や海外にビジネスを広げようとする動きが活発化すると考えられます。その結果、「マーケティング」「IT」「IPO(株式公開)」「M&A」「海外展開」「法務」をはじめとする専門知識を有する人材のニーズは、ますます高まっていくでしょう。

さらに、企業の人材ニーズの根底には、新しいビジネスを推し進める原動力になってほしいという期待があるため、企業は採用時、個人の仕事への向き合い方や考え方を重視しています。そのため、「自分で考えて動く」ことができる人材も、これまで以上に企業から求められることになるでしょう。(doda 編集長 大浦 征也)

source: PR TIMES
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、dodaエージェントサービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
image by: shutterstock

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