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大石哲之: 足元好調のビットコイン、先週はライトニングラボ社が資金調達【フィスコ・ビットコインニュース】

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以下は、フィスコ客員アナリストの大石哲之(「ビットコイン研究所)」代表、ツイッター@bigstonebtc)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年2月10日に執筆

ビットコインが節目の1万ドルを回復した。昨年11月以来の回復であると共に、今回は時間をかけてのじっくりとした上層で足元が堅いように思える。まさに巨大な像が地面を軋ませながら歩いていく様子と例えるのがふさわしい。

足元好調のビットコインだが、技術面でのニュースで先週注目に値するのは、ライトニングラボ社が11億円のシリーズA資金調達を行ったニュースだ。ライトニングラボは、ビットコインの少額支払いレイヤーであるライトニングネットワーク用のソフトウェアである「LND」を開発する企業である。LNDはシェアでトップであり、業界をリードする企業だ。

ライトニングラボには、もともとTwitter社の創業者・CEOであるジャック・ドーシーが出資していた。SNSを中心とする経済圏で、ビットコインの少額支払いの可能性を見出しているからだろう。ジャック・ドーシーは、自身のツイッターアカウントにもビットコインマークを記載するなど、自他ともに認めるビットコイン推しの人物である。

ライトニングネットワークは、ほぼ実用の段階を迎えつつある。当初予定していた機能の大半が実装され、反対派のいうような実現しない夢物語ではなくなっている。先日は最後の砦ともいわれていた「AMP」と呼ばれる支払い方法がLNDに実装された。これをもって、当初描いていたライトニングネットワークの形がひととおり実現したと言って良いだろう。それと同じくして大型の資金調達がおこなわれ、ライトニングネットワークや、ビットコインによる少額支払いが、ビジネスベースとして投資に値するものであるという評価がされたのは、偶然ではないだろう。

ビットコインの価格上昇の背景は、もちろんテクニカルなものや、半減期といったファンダメンタルによるものが大きいとおもうが、その背後では堅調な技術の進展が、底を支えているのは間違いない。

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執筆者名:大石哲之(Tetsu ‘BIGSTONE’OISHI)
ブログ名:ビットコイン研究所

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