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インテリックス Research Memo(7):リノヴェックスマンションの仕入増加により総資産が拡大

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■業績動向

3. 財務状況と経営指標
インテリックス<8940>の2020年5月期第2四半期末の総資産は前期末比2,417百万円増加の39,173百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が1,950百万円減少し、たな卸資産が3,497百万円増加した。たな卸資産については、リノヴェックスマンションの仕入件数増加が主な増加要因となっている。また、固定資産ではリースバック事業における長期保有物件の増加を主因として、有形固定資産が786百万円増加した。

負債合計は前期末比2,718百万円増加の28,811百万円となった。物件取得資金として有利子負債が2,105百万円増加したほか、買掛金が247百万円増加した。また、純資産合計は前期末比300百万円減少の10,362百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益148百万円を計上した一方で、配当金支出で151百万円、自己株式の取得で299百万円を支出したことが減少要因となった。

経営指標を見ると、有利子負債残高の増加と純資産合計の減少により自己資本比率が前期末の29.0%から26.4%に低下し、有利子負債比率が224.3%から251.2%に上昇した。これらは事業拡大や株主還元といった前向きな要因によるものとなっている。同社は経営の安全性を保つため、自己資本比率の水準は25%以上を維持していく方針を示していることから、想定の範囲内と考えられる。資金調達の手段としては、クラウドファンディングなど新たな取り組みも進めており、今後はより効率的に事業を拡大していくことが可能となる見通しだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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