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NY外為:リスク回避は一段落、パウエルFRB議長が声明発表し市場鎮静化はかる

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NY外為市場ではリスク回避の動きが一段落した。パウエルFRB議長が声明を発表し市場の鎮静化に努めた。議長は、「FRBは新型肺炎の動向を注視しており、手段を利用し、適切に行動する」と断固とした方針を表明。また、米国経済のファンダメンタルズが強いと繰り返し、「新型肺炎が経済のリスクを生む」と加えた。新型肺炎の感染が世界中に拡大したため景気後退懸念や企業収益悪化懸念に、米国株式相場は週ベースで過去最大幅の下落を記録したため、この対応と見られる。

朝方1000ドル超下落したダウ平均株価は616ドル安と、下げ幅を縮小している。ただ、週末で不安が残り大きな買いは入りにくい。米10年債利回りは1.14%と、過去最低水準での推移となった。

ドル・円は107円95−00銭でもみ合いが継続。ユーロ・円は118円39銭の安値から119円00銭まで戻した。ユーロ・ドルは1.0951ドルの安値から1.1033ドルまで上昇した。


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