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マザーズ先物見通し:中国の景況感悪化などから買い戻し期待薄か

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本日のマザーズ先物は、新型肺炎の感染拡大による中国景気の悪化などを背景に引き続き売り圧力が強い展開となりそうだ。前週末28日の米国市場では、利下げ期待などの下支えもあって主要3指数は高安まちまちと手掛かり材料にはなりにくい。このような中、2月29日に発表された中国の製造業購買担当者景況指数(PMI)は35.7、非製造業PMIも29.6とともに大きく落ち込み、過去最低を記録した。新型肺炎の感染拡大が経済に悪影響を及ぼしており、市場では「中国景気の悪化は想定以上で厳しい状況が続く」とみている。また、為替が1ドル=107円台まで円高が進んでいることもあり、運用リスクを回避する動きが続き不安定な展開となることが見込まれよう。一方、急ピッチの下げに対する自律反発への期待や米国の利下げをはじめとした各国の経済政策への思惑などが下支え要因となる面も想定される。それでも、全般としては、センチメントは明るくなく、相場を大きく押し戻す力はないだろう。中国の景気指標悪化を受けた中国株式市場の動きも気掛かりで、買い手控え気分の強い展開となりそうだ。上値のメドは690.0pt、下値のメドは670.0ptとする。
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