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16日の米国市場ダイジェスト:NYダウ33ドル高、経済活動の再開期待が下支え

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■NY株式:NYダウ33ドル高、経済活動の再開期待が下支え

米国株式相場は上昇。ダウ平均は33.33ドル高の22537.68ドル、ナスダックは139.19ポイント高の8532.36ポイントで取引を終了した。週次新規失業保険申請件数の増加が続き、経済封鎖以降の4週間で2200万件に達したほか、ニューヨークに続いて最新4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が過去最大の落ち込みを見せ、景気先行きへの懸念が株価の上値を抑えた。引けにかけて、トランプ政権による経済活動再開の指針発表を期待した買いが強まり上昇する展開となった。セクター別では銀行やエネルギーが下落した一方で、ヘルスケア機器・サービスや食・生活必需品小売りが上昇した。

動画配信サービスのネットフリックス(NFLX)は、世界の外出規制を背景に契約者が急増しており、過去最高値を更新。一方で石油大手のエクソンモービル(XOM)は、原油安が収益を圧迫するとの懸念で下落。短文投稿サービスのツイッター(TWTR)は、JPモルガンによる投資判断引き下げが嫌気され下落した。金融大手のモルガン・スタンレー(MS)は、1-3月期決算で収益減を発表し小幅下落に。

NY州知事は、米国東部の近隣の州と連携して外出規制を5月15日まで延長することを発表した。

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■NY為替:米経済活動再開への期待でドル下げ渋り

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円17銭まで下落後、107円90銭まで上昇して107円90銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数は増加、4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が過去最大の下げを記録したほか、3月住宅着工件数も1984年来で最大の下げとなるなど、経済指標の悲惨な結果を嫌ってドル売りが加速。しかしながら、トランプ大統領による経済活動再開の指針発表を控えて、期待を受けたドル買いが下支えとなった。
ユーロ・ドルは1.0901ドルまで上昇後、1.0817ドルまで下落し1.0840ドルで引けた。ユーロ・円は117円22銭から、116円56銭まで下落。ポンド・ドルは1.2515ドルから1.2408ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9647フランから、0.9716フランまで上昇した。


■NY原油:続落で25.53ドル、上値の重さは払拭されず

NY原油先物6月限は続落(NYMEX原油6月限終値:25.53 ↓0.51)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-0.51ドルの1バレル=25.53ドルで取引を終えた。取引レンジは24.93ドル−27.00ドル。16日のアジア市場(時間外取引)で27.00ドルまで買われたが、その後は伸び悩み。ニューヨーク市場で24.93ドルまで下げており、上値の重さは払拭されなかった。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  21.42ドル   -0.77ドル(-3.47%)
モルガン・スタンレー(MS) 38.36ドル   -0.04ドル(-0.10%)
ゴールドマン・サックス(GS)177.04ドル  -1.48ドル(-0.83%)
インテル(INTC)        60.79ドル   +1.92ドル(+3.26%)
アップル(AAPL)        286.69ドル  +2.26ドル(+0.79%)
アルファベット(GOOG)    1263.47ドル +1.00ドル(+0.08%)
フェイスブック(FB)     176.25ドル  -0.72ドル(-0.41%)
キャタピラー(CAT)      113.22ドル  +1.69ドル(+1.52%)
アルコア(AA)         6.96ドル   -0.30ドル(-4.13%)
ウォルマート(WMT)      132.33ドル  +3.57ドル(+2.77%)



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