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17日の中国本土市場概況:上海総合続伸0.7%高、GDPマイナス成長で政策期待

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17日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比18.56ポイント(0.66%)高の2838.49ポイントと続伸した(上海A株指数は0.66%高の2974.91ポイント)。約5週ぶりの高値水準を回復している。

政策期待が強まる流れ。新型コロナウイルス感染拡大による景気悪化を和らげるために、中国当局は経済対策を強化するとの観測が広がっている。取引時間中に公表された各種経済統計が総じて悪化するなか、来週20日に公表される事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、一段の引き下げが想定される状況だ。注目の1~3月期GDP成長率は前年同期比マイナス6.8%。前四半期(19年10~12月)の実績(プラス6.0%)から大幅に悪化し、市場予想(マイナス6.0%)以上の落ち込みを記録している。新型コロナの感染拡大を受け、1月下旬から経済活動が停滞したことによるもの。四半期ベースの公表が始まった1992年以降で、初のマイナス成長となる。

業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。IC設計の上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が3.1%高と続伸した。食品飲料株もしっかり。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.4%高で引けた。このほか保険株、自動車株、空運株、インフラ関連株、不動産株なども買われている。

半面、産金株は安い。山東黄金(600547/SH)が3.1%下落した。医薬品株、テレワーク関連株、発電株も売られている。

一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が0.46ポイント(0.22%)高の214.66ポイント、深センB株指数が1.64ポイント(0.20%)高の833.88ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


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