fbpx

ユーロ圏の景気回復ペースは米国よりも緩慢か?

マネーボイス 必読の記事



 欧州連合(EU)統計局が4月30日発表した今年1-3月期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は前年比-3.3%(前期比-3.8%)となった。EU統計局によると、統計開始以来、最大の減少率を記録した。新型コロナウイルスの感染拡大によって3月に大部分の経済活動が停止したことが要因とみられている。市場参加者の大半は今年前半(特に4-6月期)のユーロ圏経済が前例のない落ち込みを記録することを想定しており、7-9月期以降の域内経済の動向を注目している。

 欧州中央銀行のラガルド総裁は30日、「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)が2020年末前に終了することはない」、「年末を超えて継続する可能性がある」との見方を示した。市場関係者の間からは、「域内経済の段階的な再開によって7-9月期の経済成長率はプラスになる見込みだが、景気回復のペースは米国よりも緩慢なものとなる可能性がある」との声が聞かれている。
いま読まれてます

記事提供:
元記事を読む

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー