fbpx

概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反落、足元での景気急悪化懸念

マネーボイス 必読の記事



【ブラジル】ボベスパ指数 79010.81 +1.59%
14日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1238.61ポイント高(+1.59%)の79010.81で取引を終了した。75697.00から79010.8まで
上昇した。

前半はマイナス圏で推移したが、後半は買い戻された。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、追加の流動性の供給観測も好感された。ブラジル中央銀行は6月にも追加の利下げを実施すると予測されているほか、国債の買いを通じて流動性を供給すると報じられている。外部環境では、米株高や米国が追加の景気対策を発表するとの期待などが投資家の不安心理をやや緩和させた。

【ロシア】MICEX指数 2590.31 -0.56%
14日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比14.67ポイント安(-0.56%)の2590.31で取引を終了した。2606.95から2564.44まで下落した。

おおむねマイナス圏で推移し、終盤に上げ幅を再び縮小させた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の停滞を受け、国内外景気低迷の長期化観測が引き続き嫌気された。また、欧州市場の下落など海外環境の悪化もロシア株の売り圧力を高めた。

【インド】SENSEX指数 31122.89 -2.77%
14日のインドSENSEX指数は反落。前日比885.72ポイント安(-2.77%)の31122.89、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同240.80ポイント安(-2.57%)の9142.75で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を一段と拡大させた。前日の欧米市場の下落に加え、この日のアジア市場がそろって軟調な値動きを示していることを受け、インド株にも売りが先行。また、足元での景気急悪化懸念なども引き続き指数の足かせとなった。このほか、外国人投資家(FII)の売り越しが圧迫材料。FIIはこの日、4日連続の売り越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 2870.34 -0.96%
14日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比27.71ポイント安(-0.96%)の2870.34ポイントと反落した。

新型コロナウイルス感染が再拡大するなかで、投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。感染者が増えた吉林市や武漢市などでは、一部で隔離措置がとられるなど行動規制が再び強化された。経済活動の正常化に時間がかかると危ぐされている。米中対立の警戒感もくすぶる状況。新型コロナ感染拡大の“責任論”を巡っては、トランプ米大統領が対中批判を繰り返している。
いま読まれてます

記事提供:
元記事を読む

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー