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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅に値下がり、米中対立の警戒感がくすぶる流れ

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【ブラジル】ボベスパ指数 77556.62 -1.84%
15日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1454.20ポイント安(-1.84%)の77556.62で取引を終了した。79538.2から77426.1まで下落した。

前日の終値近辺でもみ合った後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏で推移した。国内における新型コロナウイルスの感染者数の増加が警戒され、リスク回避の売りが広がった。16日時点のブラジルの感染者数は23万人を突破し、世界4位となった。また、新型コロナ問題をめぐるボルソナロ大統領への不信感の高まりなど政治混乱が続いていることも圧迫材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2593.91 +0.14%
15日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMOEX指数は前日比3.60ポイント高(+0.14%)の2593.91で取引を終了した。2633.29から2593.91まで下落した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと縮小させた。中国の経済指標の改善が好感された。4月の中国の鉱工業生産は前年同月比で3.9%上昇し、予想のプラス1.5%以上に拡大した。一方、指数の上値は重い。新型コロナウイルスの国内感染状況が改善されていないことや、景気の先行き不安などが引き続き足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 31097.73 -0.08%
15日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比25.16ポイント安(-0.081%)の31097.73、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同5.90ポイント安(-0.065%)の9136.85で取引を終えた。

不安定な展開を示した後は終盤に前日の終値近辺まで回復した。景気の先行き不安の高まりが指数の足かせに。インド経済がすでにデフレーションに陥っているとの見方が広がっている。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国民の購買力が大幅に縮小していると指摘されている。なお、4月の卸売物価指数(WPI)は3.6%となり、前月の5.49%を下回った。

【中国本土】上海総合指数 2868.46 -0.07%
15日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比1.88ポイント安(-0.07%)の2868.46ポイントと続落した。

米中対立の警戒感がくすぶる流れ。トランプ米大統領は14日のTVインタビューで、「新型コロナウイルスを巡る中国の対応に失望した」とコメントし、改めて不満を漏らした。「現時点では、習近平国家主席との対話も望んでいない」と発言している。



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