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コロナ共存社会で飲食店が悲鳴、安全重視・非効率な経営でも値上げできず=斎藤満

薬による安心までの時間

問題は、こうした対応が短期的なもので済むのか、長期化するのかで対応の仕方が変わってきます。

それは、ひとえに「ウイルス感染阻止の必要期間」にかかります。ワクチンや有効な抗ウイルス薬がいつ承認され、一般的な医療機関で身近に利用できるようになるかです。

早い時期にインフルエンザと同じ対応が可能となれば、従来の営業に戻れます。しかし、ワクチンの開発は欧米がすでに治験を始めているのに対し、日本では遅れていて、早くて7月から治験を始めると言っています。この冬のシーズンには間に合いそうにありません。

抗ウイルス薬についても、有力視されていた「アビガン」の利用にどこからか横やりが入ったようで、当面承認は見送られました。

アビガンの有効性はこれまでの利用実績でも認められていますが、一部の勢力には都合の悪い(恐らく効果がありすぎる?)薬のようです。そうであれば他にも有効とみられる薬が日本にはあり、これらの治験を進め、副作用チェック、米国との協議を急ぎ、承認を急ぐ必要があります。

結局、不安と同居する生活がしばらく続くと見ざるを得ず、その間は感染防止に注力しないと、クラスターを起こした企業が営業停止のリスクを負うことになります。

長期戦覚悟で、ニューノーマルに対応したビジネスモデルを構築するしかなさそうです。

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  • 自動車依存経済に警鐘を鳴らしたコロナ(6/1)

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2020年5月配信分
  • 非効率のビジネスモデル(5/29)
  • 再燃した香港での米中戦争リスク(5/27)
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2020年4月配信分
  • コロナ対応にも米国の指示(4/27)
  • 原油価格急落が示唆する経済危機のマグニチュード(4/24)
  • ソーシャルディスタンシングがカギ(4/22)
  • ステージ3に入る株式市場(4/20)
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  • 株価の指標性が変わった(4/13)
  • 108兆円経済対策に過大な期待は禁物(4/10)
  • コロナ恐慌からのV字回復が期待しにくい3つの理由(4/8)
  • コロナを巡る米中の思惑と現実は(4/6)
  • 働き方改革が裏目に?(4/3)
  • 緊急経済対策は、危機版と平時版を分ける必要(4/1)

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2020年3月配信分
  • コロナ大恐慌(3/30)
  • 大失業、倒産への備えが急務(3/27)
  • 新型コロナウイルスと世界大戦(3/25)
  • 市場が無視する大盤振る舞い政策(3/23)
  • 金融政策行き詰まりの危険な帰結(3/18)
  • 金融政策行き詰まりの危険な帰結(3/16)
  • 政府の面子優先で景気後退確定的(3/13)
  • 市場に手足を縛られたFRB(3/11)
  • コロナの影響、カギを握る米国が動き始めた(3/9)
  • トランプ再選の真の敵はコロナウイルスか(3/6)
  • 2月以降の指標パニックに備える(3/4)
  • 判断を誤った新型コロナウイルス対策(3/2)

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2020年2月配信分
  • 世界貿易は異例の2年連続マイナス懸念(2/28)
  • 政府対応の失敗で「安全通貨」の地位を失った円(2/26)
  • 信用を失った政府の「月例経済報告」(2/21)
  • 上昇続く金価格が示唆する世界の不安(2/19)
  • IMFに指導を受けた日銀(2/17)
  • 中国のGDP1ポイント下落のインパクト(2/14)
  • 習近平主席の危険な賭け(2/12)
  • 政府の「働き方改革」に落とし穴(2/10)
  • コロナウイルスは時限爆弾(2/7)
  • 鵜呑みにできない政府統計(2/5)
  • FRBにレポオペ解除不能危機(2/3)

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マンさんの経済あらかると』(2020年5月29日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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