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クオールHD Research Memo(7):中核のCSO事業はCMR数が過去最高、薬剤師紹介派遣事業も2ケタ成長

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■クオールホールディングス<3034>の業績の動向

3. 医療関連事業の動向
医療関連事業の業績は、売上高で前期比14.7%増の12,226百万円、セグメント利益で同1.6%減の1,344百万円となった。経営管理料がセグメント利益に影響を与え減益となっているが、控除前ベースでは同3.8%増の1,447百万円と増益を確保している。

BPO事業については、アポプラスステーションの中核事業であるCSO事業が増収となった。CMRの業界全体の需要は、2017年以降減少に転じていたが、2019年はMRからCMRへのシフトが進むなかで回復に転じている。こうしたなか、積極的な採用と専門性の高いCMRの育成に取り組んだこと、並びに積極的な営業活動を進めたことが増収要因となった。CMR派遣数については前期の530名から572名に拡大し、過去最高を更新している。また、薬剤師等の医療関連従事者の紹介派遣事業についても、慢性的な人手不足を背景に需要が好調で、薬剤師人材紹介派遣については前期比43%増収となった。

医薬品製造販売事業については、第3四半期から連結業績に組み込まれており、売上規模で10億円弱程度の増収要因になったと見られる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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